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以前の記事で、厄年についてご紹介した。かいつまんで説明すると、厄年とは人生で数回訪れる「アンラッキーイヤー」のことであるが、科学的根拠はない。ただし、平安時代から広く信じられている風習だけに無視するのもちょっぴり怖いもの……といった感じである。

「気になる人は “厄除け” をするといい気分転換になるよ」とも記述したが、「わざわざ寺社まで出かけて厄払いしてもらうのもハードルが高い……」という人も多いハズ。今回はそんな厄除け未経験者に『はじめての厄除けガイド』をお送りしたい。実際に行ってみると案外お手軽だったぞ!

・境内は大混雑

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実は、私(筆者)も厄除け未経験者である。20代中盤にやってきた厄年の頃は、自分が厄年であることに気付かぬまま時間が過ぎた。今年もまだ厄年ではないのだが、厄年の知人に同行し、厄除けで有名な東京は足立区の「西新井大師」に足を運んだ。

到着すると、初詣に押し寄せる人波で境内は大混雑! 屋台もメチャメチャ出ていて、文字通りのお祭り騒ぎ状態である。厄除けの受付所を目指すのだが、案外ここが一番辛かったかも……。

・ご祈祷料は3000円から

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受付に到着したら、申込用紙に名前や住所などを記入し、祈祷料を支払う。料金は3千円から5万円までの6段階があるが、3000円でも名前入りの立派なお札がもらえたぞ。あとは本殿に移動し、ご祈祷を受けるだけである。

西新井大師では約1時間に1回、1日合計10回のご祈祷を行っていたから、そこまで待つこともない。ご祈祷は推定200人くらいが同時に受ける。所要時間は約45分。その間は厳かな気持ちでご祈祷を受けよう。ちなみに、携帯電話の電源は切っておくべし! 万が一音が出てしまった時の冷ややかな視線はハンパないぞ!!

・ハードルは高くない

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ご祈祷終了後はお札を受け取り終了である。札の受け取りに時間がかかることもあるようだが、今回は5分ほどでお札を受け取れた。待ち時間も含めて1時間半ほどで終了し、料金も先述した3千円のみである。

時間的にも料金的にも決してハードルは高くなく、これでアンラッキーイヤーが回避できるかと思えばむしろお手軽であろう……絶対に回避できるという保証はないが。ただ、「厄除けしたから大丈夫!」と前向きになれることは間違いない。厄払いはほとんどの寺社でやってくれるから、未経験者も近所を調べて行ってみよう!

参考リンク:西新井大師
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼境内は大混雑。受付までの道のりが遠い……!
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▼受付で申し込みをする。
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▼約1時間に1回のペースだから、そこまで待たなくても済む。
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▼あとは本殿の中でご祈祷をしてもらうだけ! 携帯電話の電源は切っておくべし!!
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▼ほとんどの寺社で厄払いをしてくれるから、気になる人は行ってみよう!
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