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2014年10月7日に打ち上げられた静止気象衛星「ひまわり8号」。先日12月18日に取得した地球の画像は、静止気象衛星が撮影した世界初のカラー画像として大きなニュースとなった。

世界初となれば、海外でも注目が集まるのは当然のこと。しかし、海外では「灰色の地球 ― これが本物の地球の色だ!」という紹介のされ方をしているのだ。あれ!? 地球って青くなかったの?

・地球の本当の色は灰色?

高度約3万6000キロの赤道上空に投入され、現在、機能確認試験を行っている「ひまわり8号」。静止軌道上から、日本やオーストラリアなどの一帯をとらえ続けており、今回発表された写真にもキレイな真ん丸の地球が収められている。

現在運用中の「ひまわり7号」が、白黒でしか観測できないのに対し、観測センサの波長帯の数バンドが増加した8号は赤、緑、青のカラー合成をすることができる。これによって雲の細かい動きや、黄砂などもはっきりと分かることができるという。

・人間の目には、実際よりも青く映る地球

さて、今回「灰色の惑星」なるタイトルと共に、ひまわり8号が撮影した地球の写真を紹介したのが、英メディア Mail Online だ。「灰色」と書かれたタイトルと共に写真を見ると……なるほど、確かに灰色な気がしてくる。なぜだろう、地球ってもっと青かったような? 

その理由は、この写真には人間の目を通していない “無修正” の地球の色が写っているからなのだとか。私たちの目には “水の惑星” として青く鮮やかに映る地球だが、実際はこのように灰色の姿をしているというのだ。

・色調を明るくすると “青い地球” が表れる

Mail Online には、今回の “灰色” の地球の画像の色調を明るくしていくと、なんと私たちにおなじみの “青い” 地球が姿を表すと書かれている。そして実際に試してみると……本当だ! あの鮮やかな青ではないか! 

これは、比べてみると一目瞭然。なんだか、「やはり地球は、青いほうが素敵だな」などと、私(筆者)は、勝手にも思ってしまった次第だ。興味のある人は、試してみていただきたい!!

参照元:Mail Online(英語)、ファン!ファン!JAXA!気象庁
執筆:小千谷サチ
写真:気象庁ホームページ

▼これが……“無修正” の地球。
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▼ここから、写真の明るさを調整すると……
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▼“水の惑星” 地球が現れる!
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▼さらに明るさとコントラストをあげると……こうなった!!
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▼気象庁「ひまわり8号による初画像」 を加工して作成。「やはり地球は、青いほうが素敵だな」と思ってしまったのは筆者だけだろうか
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