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子供のときに友達の家に遊びに行って、自分の家との違いにビックリしたことはないだろうか? 例えば、「オヤツにこんな良いものが出るんだ!」とか、「××君の家って、昼間でもお父さんがいるんだ!」とか取るに足らないことでだ。

しかしこの度、海外サイト Reddit に寄せられた体験談「子供のころに目撃したヨソの家族の変な一面」の多くは、オヤツがどうこうレベルではなく、大人でもギョットしてしまう話だった……。近いはずの「お隣さん」が一気に遠くに行ってしまう感じの話を、選りすぐって紹介したい。

その1:トイレの電気を消し忘れたら……

僕がまだ6才で、友達の家に遊びに行ったときのこと。僕はトイレを借りたんだけど、電気を消し忘れてしまった。すると友達のお父さんが、大激怒。僕を壁際に立たせ、大声で怒鳴り始めた。そして、僕に「次からは電気を消します」と紙に100回も書かせたんだ。それ以来、その家には行っていないよ。

その2:リビングルーム

友達の家のお父さんは、いっつもリビングルームのパソコンでアダルトな動画を見ていた。

その3:トイレを流さない

ある友達の家はとっても汚くって、トイレと洗面所の床にはいつだって脱いだ服が山盛りだった。そしてその家族は、トイレをあまり流さなかったんだ。ある程度たまってから、一気にまとめて流していた。

でも、家族全員の1週間分ものふん尿がたまってから、トイレを流そうとすれば、当然汚物が周囲に飛び散ることに……。でも、友達の家族はそのことをあまり気にしていなかった。汚れた床は、山盛りの服を足で引き寄せて拭くだけ。でもあの家では、それが “普通のこと” だった。

その4:芝刈り機の上のお父さん

一日中、お父さんが芝刈り機の上に座っている家がある。家族のことを考えたくないから、そうしているんだと知って悲しくなった。

その5:机の上の白い粉

友人の家のテーブルの上には、白い粉で描かれた短い線が何本もあった。なんなんだかサッパリ分からなくて、ある日、自分の母親にそのことを聞いてみた。すると、母からその家に行くことを禁じられた。今考えると、あの白い粉はコカインだったんだね……。

その6:ゴキブリ入りシリアル

ある朝、僕が友達の家に遊びに行ったとき、友達はちょうど朝ご飯を食べ始めるところだった。彼はレーズン入りのシリアルを箱からお皿に出しているんだけど、シリアルにはゴキブリがたくさん紛れ込んでいたんだ……。

友達はゴキブリを1匹1匹つまんで出して、そのままシリアルを食べていた。その後、友達のお父さんも起きてきて、全く同じことをしてシリアルを食べ始めた。

その7:毎日ドーナッツを食べる父親

友達のお父さんは、毎日毎日、「1口ドーナッツ」を40個も食べていた。1日も欠かさずに、儀式のように。でも、彼はとっても痩せていて、子供心に僕はいつも不思議でしょうがなかった。

その8:コンドームに穴を

私が8才だったときに、友人の家に数日泊まりに行った。友人一家は、厳格なカソリック信者で、避妊を悪いことだと考えていた。そして、滞在中のある日、私を含めて家族全員でスーパーマーケットに行ったの。

そこで、コンドームの箱に穴を開けまくるためにね。当時は理由も分からずに、言われるがままにしていたけど……今では罪の意識にさいなまれている。

その9:宿題

ある友達の家に遊びに行くたびに、その子のお母さんから宿題を出されていた。算数とか英語とか、友達のお母さんが考えた問題を解かなければならなかったの。

その10:お母さんに平手打ち

僕が6才くらいだったころ、ある日、友達の家に遊びに行った。僕たちは近くの公園に遊びに行きたくて、友達のお母さんに連れて行って欲しいとお願いした。彼女は何か用事の最中で、「ちょっと待ってね、これが終わったら行きましょうね」と言った。

すると友達は椅子を引っ張ってきて、その上に立つと、彼のお母さんの顔に一発平手打ちをお見舞いした。すると、お母さんは一瞬黙ると、「分かったわ。今すぐ行きましょうね」と返事をした。

その11:必ず飲み物を残す一家

私の友人の家族は、必ず飲み物を残す。いつだってコップの底に、数センチの飲み残しがあるのだ。私はその理由がとっても気になって、質問してみたことがあるけど、答えははぐらかされてしまった……。なんで、飲み干さないんだろう?

その12:「タンポンは使っちゃダメ!」

私が13才くらいのとき、友人の家のトイレでタンポンを交換した。使用済みのヤツは、トイレットペーパーに包んでトイレのゴミ箱に捨てた。そしてその夜は、友人の家で晩ご飯をいただくことになったから一緒に食卓の準備をしていると、友人のお母さんが「タンポンを使ったのは誰!?」と叫びながらやってきた。

気まずい空気の中、私が名乗り出ると、タンポンがいかに “純潔性を汚す悪しき物” であるかとの説教が始まったの。トイレットペーパーで何重にも包んだのに、どうやって見つけたんだろう……。

その13:大型犬用のドア

5才のときに友達だった子の家には、大型犬用のドアがついていた。でもその家は犬を飼っていなかったから、僕はそのドアの存在について友達に聞いてみた。すると、こんな答えが返ってきたんだ。「お父さんが酔っぱらい始めたら、お母さんがこのドアを使って外に逃げるんだよ」……。

その14:美人姉妹と “弟”

私の美人な友人は、5人姉妹。みんなキレイな女の子たちだったのに、その両親は男の子を欲しがっていた。だから母親は毎日教会に通っては、「男の子が授かるよう」にお祈りをしていた。しかも母親だけでなく、家族全員が「男の子が授かるよう」熱心に祈っていたの。

その後、念願かなって友人一家には男の子が誕生した。そして15年ぶりにその友人と再会したとき、彼女は嬉しそうに開口一番こう言った。「知ってる? 私に弟がいるんだよ!」と。私は言葉を失った。

その15:映画は『Mr.ビーン』だけ

友達はこれまでに1本の映画しか見たことがないという。それが……『Mr.ビーン』! それ以外の映画は、両親から禁止されているんだって。

その16:お父さんの面倒を見ていた友人

僕がまだ10才だったころ、僕の親友はずっと父親の面倒を見ていた。僕が友達の家に遊びに行っても、彼の父親はいつも家にいて、母親が働きに出ていた。そして友達が、父親の食事の準備・片づけなどの面倒を見ていたんだ。

父親は僕たちと遊ぶことも多くて、一緒にテレビゲームなんかもしたっけ。それでも5分おきに、友達は父親の面倒を見たりしていた。これは後になって分かったことなんだけど、彼の父親は重い病に侵されていて、友達はそんな彼を助けていたのだとか。当時は変だと思っていた友人の行為を、今では尊敬しているよ。

その17:超巨大な家族写真

友人の家には、巨大な家族写真が飾ってあった。一番年下の男の子が等身大サイズで収まっているほど、その写真は大きかったんだ。でも、その子は撮影時に目をつぶってしまったようで、写真の上から目が描き足されていた。それが、とっても不気味だったよ……。

その18:チキンのキャラメルソースがけ

友達の家では、大人と子供はそれぞれ違うものを食べていた。一度、その友達の家で晩ご飯をごちそうになったんだけど、その時に出てきたのが「チキンのキャラメルソースがけ」という珍メニュー。

子供だった僕は、もちろん甘いものが大好きだったけど、チキンにキャラメルは正直おいしくなくて残してしまった。友達のお母さんは、僕が残したことにビックリしていた。

その19:お父さんはプロレスラー?

子供のころ、近所に引っ越してきた家族のお父さんが謎の存在だった。体中にタトゥーを入れ、髪の毛を長く伸ばし、筋肉ムキムキで、まるでプロレスラーのような格好だった。ところがある日突然、スーツ姿になって髪もサッパリ短くしたんだ。噂では、非合法のプロレスリーグに潜入捜査していた刑事さんだったということだ。

その20:神経質な母親

中学生のころの男友達のお母さんは、ちょっと内面に問題を抱えていて、神経質な人だった。ある日、私とその男友達は彼女が運転する車に乗っていた。そして彼女は、「今日は何を食べたのか」しつこく問いただし始めた。

友達がスナック菓子を食べたことを告白すると、彼女は怒って「そんな不健康なものを食べるな」とか「太る」とか文句をまき散らした。そして、バックミラー越しに私の方を見つめて、「太ってしまったら、こんな女の子が奥さんになってしまうよ」と言った。

参照元:Reddit (英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:Rocketnews24