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2014年12月、世界中に衝撃を与えた大韓航空の「ナッツ・リターン騒動」

簡単に説明すると、アメリカ発韓国行きの機内で、会長の娘にして副社長(当時)のチョ・ヒョンア氏がマカデミアンナッツを小袋のまま提供されたことに激怒。すでに動き出していた飛行機をゲートに戻させ、乗務員を降ろして空港に置き去りにし、その結果、フライトを遅らせたという騒動である。

「世界中に恥をさらした」と、韓国国民もブチギレているらしいのだが、この騒動に政府関係者も黙ってはいられないご様子。なんと、韓国政府が「大韓航空」から「大韓」を取り上げる可能性が出てきたのだ。

・国名を冠した航空会社

韓国メディアによると、ある政府関係者は今回の “醜聞” を受け、「国外では大韓航空が国営企業だと誤解されている」と発言しているそうだ。

えっ、国営じゃないの? 確かに、大韓航空はかつて国営であったが、1969年に韓進グループが買収して民営化された。だが、その後も国名である大韓民国の大韓を用い、国旗の太極図をモチーフとしたマークの使用が許され、事実上、ナショナルフラッグキャリアとしての役割を果たしてきたのだ。

・韓国ネットの声「もう国名は名乗らないで!」

しかし! 今回の騒動はさすがにヒドイ!! ただでさえ恥ずかしいニュースが、国外で「韓国の国営企業がやっちまった」と、誤解されていると多くの国民が困惑。さらに、怒りに震えた韓国ネットユーザーからは、「国名を名乗るのはやめてほしい」と、社名変更の請願書が集められているそうだ。

・政府が “大韓” の名を回収!?

さらにさらに! 政府関係者も「国営でも国策でもない航空会社なので、(社名変更は)検討の余地がある」と発言したというのだ。これが、「政府が “大韓” の名を回収か!?」と報じられているのである。

・大韓航空-大韓=エアー?

これらの動きについて、ネット上では「 “大韓” がなくなって、“エアー(航空)” になるのか」という声も出ている。エアー、エアー……エアーって! もう、何を言っているのか訳がわからないよ!?

「大韓」が没収されたら、本当に「エアー」になってしまうのだろうか? ネット上では「エアー説」と同時に、経営している「韓進グループ」の名を取って「韓進航空(Hanjin Air / ハンジンエアー)」となるのではないか、という意見もある。

いろいろと物議をかもしているが、あくまで社名変更は「検討の余地」の段階だ。また、政府が「ダメ!」と言ったからと言って、商標の問題もあるため、“即日、名称変更!”……とはいかないらしい。とはいえ、韓国国内のお怒りの声もハンパない。ナッツ・リターン騒動は、まだまだ収まる気配はなさそうだ。

参照元:マネートゥデイ京郷新聞(韓国語)、CNN(英語)
執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24