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たかがTシャツ、されどTシャツ。どんな人でも、“お気に入りTシャツ” の1枚や2枚は持っているはず。そんな「オキニTシャツ」を、ロケットニュース24編集部員たちが自慢気に紹介するのが、先日から始まった新コーナー『俺のTシャツ』である。

GO羽鳥 → GO羽鳥と続いたこのコーナー。第3回目は趣向を変えて、わたくし沢井メグのオキニTシャツを紹介したい。中国大陸・南京で購入した台湾バンド「Mayday(五月天)」のライブTシャツである!

・南京で購入したライブTシャツ

「Mayday」については、以前の記事でも確認していただけるが、17文字で表すと「キャリア15年の台湾の超人気バンド」だ。

個人的なことを言えば、彼らを知って中国語に本腰を入れることとなり、その結果、大幅に人生が進路変更、流れ流れてロケットニュース24に漂着して今に至る。私にとって、ある意味 “元凶” であり、ある意味 “足を向けては寝られない存在” だ。

──それはさておき。

Tシャツは、黒地に白、さらにそのなかに黒抜きで、ギターやクルマ、カブトムシがデザインされている。近くで見るとゴチャゴチャだが、引きで見ると何となくまとまった感があってカッコイイ。

さらに言うと、白地の部分は、でっかい「M」の字だ。もちろんメーデー(5月1日)生まれである「メグ」の「M」なわけはなく、「Mayday」の「M」であろう。
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・2000円くらいのTシャツ

2010年、友人と一緒に行った南京のライブ会場で購入したものだ。怪しいオッサンらが、パチモンのTシャツを10元でバンバン売っているなか、商売っ気もなく、ひっそりと150元だったか200元くらいで販売されていた。当時のレートだと2000円~2800円くらいだ。

「好きなバンドのライブTシャツだから、オキニとかふざけんなよ……」と、思った方、ちょっと待ってほしい!! そんな影響も6ミリくらいはあるかもしれないが、私がこのTシャツがオキニな理由は別にあるのだ!

・中国の鬼のような洗濯環境にも耐える屈強さ

私がコイツをオキニ認定するのは、何と言ってもその耐久力だ! 当時、私は上海に住んでいた。中国の水が合わないのか、洗剤がイケていないのか、それとも洗濯機が荒々しいのか……なんだかよくわからないが、なぜか中国で洗濯すると服がハイダメージを受ける。

だが、このTシャツは違った! 少なくとも中国で50回は洗っているし、帰国してからの分を考えても200回は洗っているハズ! ……にもかかわらず、くたびれたり糸がほつれる気配が感じられないのだ。

・「MADE IN TAIWAN」だった

生地も厚みがあって着心地がヨイ。よく見たら縫製もシッカリしている。価格も10元Tシャツと比べたら高いが、このクオリティなら安いくらいだ。アラ、アラアラいいじゃない、いいじゃない。このTシャツ、コスパ最強やで!!

どこが作ってるんだろう、と思って見たら「MADE IN TAIWAN」だった。Tシャツ1枚で判断するのは早計ではあるが、「へー、台湾には、こんな品質良しな服を作る会社があるのかぁ」と、思った次第である。

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・オキニだから長く着たいのだ!

1枚1000円以下の激安Tシャツを、ワンシーズン着て終了、というのもオシャレの方法だろう。でも、私は「オキニのTシャツなら何年も着たい派」だ。デザインだけなら、もっと着回しがきくものも持っているが、頑丈さも加味して考えると、やっぱりコイツなのである。

執筆:沢井メグ
Photo:Rocketnews24

▼こちらがそのTシャツだ! 頑丈だが肩に謎のシミがついてしまった……
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▼ゴチャゴチャしつつも、まとまってる感じが好き!
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▼後ろもカワユスなのだ
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▼洗濯表示が、タグではなく、デザインの一部となっているのも「オシャレですなぁ!」と感じてしまった
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▼南京でライブを見た頃のMayday

▼そういえばドラマ『ビター・ブラッド』の主題歌をやってたねえ

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