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3人組音楽ユニット、TM NETWORK(ティーエム ネットワーク)がデビュー30周年を記念して、全国ツアーを精力的に続けている。2014年はツアーだけにとどまらず、ロック系年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN」にも出場することが決まっている。

TM NETWORK……。「Get Wild」などの代表曲はもちろん知っているし、80年代後半から90年代初頭を代表するグループであったこともわかる。だが、今なおライブに足を運ぶファンたちは何に惹かれているのか? そこで東京国際フォーラムライブに集まったファンたちに、直接その魅力を聞いてきたぞ!

・思ったよりファン層が若い

会場に到着すると、想像していたよりファンの年齢層が若い。もちろん10代20代のファンが多いわけではないが、平均すると40代そこそこといったところだろう。デビュー30周年でメンバーの平均年齢は約57歳なので、これは少々意外であった。前に取材した、SMAPファンよりも若いと思われる。

男女比だが、パッと見た感じ「若干女性が多いかな?」といった感じ。個人的には『デジタルロックバンド』というイメージなので、男性ファンの方が多いかと思っていたが、これも想定外であった。

・先進的な音楽性

さっそく話を聞いてみると、「曲を聞いたりライブに来たりすると “あの頃” に戻る」という意見が多かった。TM NETWORKは活動停止期間がチラホラあり、30年間ひたすら活動を続けてきたわけではない。ただ、かつて熱中したファンたちは多少のブランクも関係ないらしい。

ドはまりしていた当時は「神だった」「時代の流れを作るほど先進的だった」という。確かにデジタルサウンドの先駆者であったし、時代を作ってしまうほどの能力があることは、後に小室哲哉さんがプロデューサーとして爆発的ヒットを連発したことでも証明されている。

ちなみに「小室さんは女性がメインだから、小室さんプロデュースの男性アーティストは基本的にはTMだけ」という意見もあった。言われてみれば、TKプロデュースの男性ボーカルと言われても、H Jungle with t(エイチジャングルウィズティー)で3曲をリリースしたダウンタウンの浜田雅功さんくらいしか思い浮かばない。

・活動停止期間が多くても……

「3人のキャラが立っている」という意見も多かった。ファンが言うには宇都宮隆さんは「しっかり者」、木根尚登さんは「お笑い・和み系」、小室哲哉さんは「一人っ子・ワガママタイプ」らしい。音楽性はもちろん、この3人にしか出来ないライブやクリエイティブさがあるということであった。

先述したようにTM NETWORKは活動停止期間も多かった。ただその間、「それぞれが着実にソロで活動を続けてきた」からこそ再始動があり、「ソロ活動も決して順風満帆ではなかった」ことをファンは知っている。「それでもいい歳の重ね方をしていると思う」と、ファンは3人を見守り続けていたのだ

あまりにもド派手に時代を先駆けると、後の反動が大きいことは歴史が証明している。その反動を受けつつも、今なお存在し活動し続けるTM NETWORKにファンは惹かれているのだと感じた。今後の活躍にも期待したい。

参考リンク: TM NETWORK オフィシャルサイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼入口にはツアーを記念したモニュメントが。
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▼「当時は神だった」というお二人!
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▼くわしーく魅力を教えてくれた3人! あざす!!
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▼団体さん! ロケットニュース24を知ってくれている人が何人かいた!!
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▼木根さん! 木根さん!!
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▼寒い中、Tシャツになっていただきました!
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▼左の方は、アキバじゃ伝説の人らしい! 協力してくれたみなさん、ありがとうございました!!
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