baggio

サッカーで創造性溢れるプレーをする選手は「ファンタジスタ」と呼ばれる。中村俊輔選手、ロナウジーニョ……と、思い浮かべる選手は人それぞれだろうが、中でもロベルト・バッジョという人は多いはず。なにせ彼がその言葉の語源と言われているからだ。

そんな彼が引退してから約10年経ち、今ではどんな選手だったのか知らない人も増えてきたことだろう。そこで今回は、イタリアのファンタジスタである彼を動画「Roberto Baggio ● Best Goals Ever」と合わせてご紹介したい。

・ロベルト・バッジョとは

1967年2月18日生まれの47歳。ユヴェントス、ACミラン、インテルといったビッグクラブでプレーし、イタリア代表としては3度のW杯に出場。また、1993年にはバロンドール(世界最優秀選手)を受賞している。

・エレガントなプレー

そんな1990年代を代表する選手の一人であるロベルト・バッジョ。動画では彼の得点シーンを思う存分見ることができる。絶妙な緩急をつけたドリブルをはじめ、美しいトラップ、冷静な判断力……とエレガントなプレーに目を奪われるはずだ。

・伝説のPK

また、忘れていけないのはポニーテール姿、そしてなんといってもW杯でのPK失敗がある。それは1994年のW杯アメリカ大会でのこと。大会を通じて不振に悩まされていたイタリアであったが、ロベルト・バッジョの神がかりとも言えるプレーで勝ち進んでいった。

ブラジル相手で迎えた決勝では、W杯史上初となるPK戦へともつれこむ。が、しかし……最終キッカーとなったロベルト・バッジョは、ボールを高く打ち上げてしまい、イタリアは敗れてしまった。その呆然と立ちつくす姿は、人々の記憶に深く刻まれ、今でも語られる名シーンとなっている。

チームが苦しい時に輝きを放つことのできるサッカー選手であったにもかかわらず、ロベルト・バッジョにはどこか弱さがあった。しかし、それが彼の魅力であり、ファンタジスタと呼ばれた理由なのかもしれない。きっと動画からそれが伝わってくるはずだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼エレガントなプレーに注目していただきたい

▼こちらが今も語られるPK戦だ