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デビュー33年を迎えたロックミュージシャンの布袋寅泰さんが、全国18カ所のジャパンツアーを終えた。アーティストとしてはもちろん、プロデュース業でも成功を収めている日本屈指のギタリストである。

布袋寅泰……。実は私(筆者)も大好きな時期があり、ライブに足を運んだこともある。ただ、ここ10年ほどは新曲も追わなくなってしまった。今なお会場に足を運ぶファンは彼の何に惹かれ続けているのか? そこで2014年11月下旬、NHKホールで行われたライブに集まったファンたちに、直接その魅力を聞いてきたぞ!

・意外と女性ファンが多い

会場に到着すると、意外なことに女性ファンが多い。パッと見た感じ2割ほどは女性。私がライブに行ったのは15年ほど前であったが、1割も女性はいなかった。彼自身が52歳なので当然であるが、全体のファンの平均年齢は40歳以上だろう。

・ギターを構えた瞬間はヤバい

さっそく話を聞いてみると、「シルエットがかっこいい」「おしゃれ」「とにかくデカい」という意見が聞かれた。普段からもちろんかっこいいが、ライブなどでギターを構えた瞬間のかっこよさはハンパじゃなく、何度見ても気付けば叫んでしまっているほど痺れるらしい。

・幅広いロック

「曲がいい」「歌詞がいい」という意見は当然多かった。一般的にはゴリゴリのロックというイメージが強いが、ロックの中でも激しいものからバラードまでと幅広く、アルバムも毎回違うテイストだという。「だから飽きないんじゃないですかね」というファンも多かった。

・生き様がカッコいい

多くのファンは音楽に対する姿勢や生き様にも惹かれているようで、日本最高峰のギタリストでありながら、自分の夢を叶えるためにロンドンに移住してしまう姿などにも“ロック” を見出しているようである。

・女性ファンにとってはロマンチスト

男性ファンには “兄貴” 的な存在だが、女性ファンにとってはどうなのだろう? BOØWY(ボウイ)時代からのファンに聞いてみると、「実はかなりのロマンチスト」だという。それは言動からも歌詞からもあふれていて、女性的には “兄貴感” は皆無だということだった。

・ここ数年で女性ファンが急増したらしい

目に見えて女性ファンが増えたのはここ数年で、『ももいろクローバーZ』に曲を提供した2012年あたりかららしい。その後も徐々に女性ファンの比率は高くなっており、「昔では考えられないですね」という男性ファンの声が多く聞かれた。

・ギタリストとして

話を聞いたファンのほぼ全てに共通していたのが「布袋にしか出せない音がある」ということであった。同じ曲を他の誰かが演奏してもどこか違うらしく、「テクニックとかじゃなくてハート」「それがビート」だという。様々な顔を持つ布袋寅泰さんだが、やはり “ギタリスト・布袋寅泰” がファンには一番しっくりきて、なおかつ魅力的なようであった。

声ならばともかく楽器の音で個性を出すこと、そしてそれを認めさせることは並大抵なことではない。それが出来る日本でも数少ないギタリストが布袋寅泰さんなのだ。今後の活躍も期待したい。

参考リンク:布袋寅泰 オフィシャルウェブサイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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▼最初に話を聞かせてくれた4人組! 熱かった!!
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▼「ロマンチスト!」と教えてくれた女性ファン!
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▼かなり目立っていた2人!
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▼背中も半端じゃないぜ!
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▼女性ファンも多かったぞ!
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▼団体さん! 手作りのギターに注目!! 
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▼ハンパない布袋愛! 協力してくれたみなさん、ありがとうございました!!
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