先日、大型トラックの下に生じたわずかな隙間をF1マシンがくぐり抜けるギネス世界記録をご紹介した。その命知らずぶりにヒヤリとさせられたが、続いてはスキーのジャンプ台から飛んだバイクの映像をお伝えしたい。
YouTubeにアップされた動画のタイトルは「Skullcandy: Robbie Maddison’s Drop In」。絶対に失敗は許されない……大惨事と隣り合わせで大ジャンプを決行するスタントマンの運命はいかに。
・ユタ州でのスタント
動画に登場するのは、ロビー・マディソンさんという男性。これまで世界を股にかけて、歴史的な大ジャンプを成功させてきたバイクスタントマンだ。そしてそんな彼が今回挑むのは、2002年のソルトレイクシティ冬季オリンピックで使用された「ユタ・オリンピックパーク」でのスタントである。
・走行開始
まずはボブスレーのコースから、肩慣らしと言わんばかりにバイクを走らせるロビーさん。ボブスレーといえば超高速のスピードが出る上に、過酷なコースでも知られている。それだけに心配になるが、ロビーさんは難なくクリア。さすがは百戦錬磨のスタントマンといったところだろうか。
・いざジャンプ台へ
そしてロビーさんは、いよいよジャンプ台に到着。実際にロビーさん目線の映像を見ることができ、それだけでも恐ろしさがビシバシ伝わってくる。めまいをおこしそうなほどの急斜面で、どう考えても怖じ気づくのが普通だ。いくらスタントマンでもこれは……って、と、飛んだっー!!
まったくためらいのないロビーさんは、急斜面を猛スピードで加速しながら落下! 完全に事故ったぁぁ……と、一瞬思ってしまうが、着地寸前でバイクをうまく傾けると華麗にライドオン!! ロビーさんはガッツポーズをする余裕まで見せるから驚かされるぞ。
・無事で何より
映像がスローで流れることで、美しいと勘違いしそうになるが、実際はとんでもないスピードで飛んでいる。少しでもバランスを崩せば、大事故に繋がることは明らかで、無事で何よりであった。それにしても仕事とはいえ、命がいくつあっても足りない。ロビーさんほどの度胸がないと務まらないだろう。
▼凱旋門も飛んでいるとは……