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iPhoneユーザーなら誰しもが、顔面蒼白になりながら「あれっ!? iPhoneがない! ないっ!」とカバンをゴソゴソと漁ったことがあるだろう。まるで宝探しをするがごとく、部屋の中を引っかき回したりした経験も……きっとある。たぶん。

もしも周りに知人がいたら、着信音で見つけようと「ちょっと電話してみて!」という展開になったりする。しかし、“着信音オフ&バイブ振動のみ” な状態だとマジでツラい。聞こえない! そんな時に便利なのが、iPhoneアプリ「iPhoneを探す」なのだ。

・「紛失する側のiPhone」の下準備

まず大前提として、「iPhoneを探す」で探せるように、自分のiPhoneを設定しておく必要がある。やり方は簡単だ。設定 → iCloud から、「iPhoneを探す」を「オン」にしておく。「最後の位置情報を送信」もオンにしておいたほうが良いだろう。
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また、設定 → 一般 → 機能制限 → から、「位置情報サービス」がオンになっているのかも要確認。iOS7以降ならば、オンでもオフでも、アプリ「iPhoneを探す」の「紛失モード」で検索可能。しかし、基本的には「位置情報サービス」はオンが良い。

・周りにいる人に「iPhoneを探す」をインストールしておいてもらう

iPhone側の設定が終わったら、ためしにiPhoneをどこかに隠してもらおう。何事も練習が必要だ。そして、知人や家族のiPhoneやiPadに、アプリ「iPhoneを探す」をインストールしてもらう。誰かを助ける意味でも、一応自分にも入れておこう。
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そして、自分以外のiPhoneやiPadからアプリ「iPhoneを探す」を起動させて、自分の「Apple ID」とパスワードを入力。すると……自分のiPhoneに電源が入っていて、電波の届く範囲であれば、“どこにあるのか” が地図上に表示されるのだ!

・3つのモードで無敵の追跡

たとえばこの時、もしもタクシーの車内に忘れていたら、ものすごいスピードでiPhoneのアイコンが地図上を移動していくことになる。なにはともあれ、そのiPhoneアイコンをタップしてみると……画面下部に3つのボタンが表示される。
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・部屋やカバンの中にある疑惑の時は「サウンド再生」

まずは「サウンド再生」。このボタンを押すと、紛失したiPhoneが “着信音オフ&バイブ振動のみ” な状態であろうとも、「ピコーン、ピコーン」と大音量で音が鳴る。カバンの中や、部屋のどこかにあったとしたら、この音だけで発見できることだろう。
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・マジでどこかに忘れてきた場合は「紛失モード」

続いては「紛失モード」ボタン。このモードをオンにすると、紛失したiPhoneをロックすると同時に、所在地を確認することができる。そのとき誰かがiPhoneを発見していたとしても、その発見者に向けた連絡先情報を教えることができるのだ。
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・iPhoneよりもデータが心配な人は「iPhoneを消去」

最後は「iPhoneを消去」のボタン。もう紛失どころの話ではなく、見られちゃマズいデータてんこもりで、探すもクソも「今すぐiPhoneの中身をすべて消さねば」といったハルマゲドン的な状況の時に押すと良い。すべてが消えるが、ただし追跡もできなくなる。
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──以上だ!

とりあえず、何が起きても良いように「サウンド再生」は練習しておきたい。また、無事に発見できたら、必ず「サインアウト」しておこう。もしも「iPhoneを探す練習」に協力してくれた人が、間違えて「iPhoneを消去」を押してしまったら! また、常にiPhoneの位置が把握できる状態というのも……相手によっては恐ろしい。サインアウトはお忘れなく。

ちなみに、もし周りにiPhoneやiPadがなくてもWebの「iCloud」で探せるかもしれないから、これも覚えておこう。

参考リンク:iPhone / iPadアプリ「iPhoneを探す
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼隠されても一瞬で見つけられるぞ!

▼サインアウトは忘れずに!
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