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コメディアンの志村けんさんといえば、おそらく多くの人が「バカ殿様」を思い浮かべるはずである。バラエティとしてすっかり定着し、初回放送から28年も経過する長寿番組のひとつだ。しかしバカ殿様だけが志村さんではない!

オジサンは若い人たちにそう言いたいのである!! 志村さんの功績を数え上げればキリがないのだが、そのなかでも代表的なこととして、現在の東村山市を有名したことが挙げられるだろう。志村さんが『8時だョ! 全員集合』で東村山音頭を披露したことにより、全国に町の存在を知らしめたのだ。

その東村山音頭が西武鉄道東村山駅の発車メロディになるぞ! まさか1丁目か!?

・東村山音頭で全国に認知

西武鉄道株式会社によると、同市は2014年に市制施行50周年を迎えた。これを記念して、東村山駅の発車メロディの一部を東村山音頭にするという。この曲は東村山町農業協同組合が中心になって制作された曲で、志村さんが全員集合で披露したことにより、全国的に知られることとなった。

・当時の子どもたちに大人気

実際のところ、この曲は志村さんの定番となり、番組では必ずといって良いほど披露され、当時の子どもたちの間で大流行した。私(記者)も、東村山がどこにあるのかはまったくわからなかったのだが、いまだに歌詞を覚えている。

・原曲をアレンジ

余談だが、志村さんが全員集合で披露した東村山音頭を、原曲だと思っている人も多いかもしれない。しかし志村バージョンは原曲を踏まえたアレンジである。また志村バージョンは4丁目に始まり、3丁目、1丁目と続くのだが、実際はこれらの「丁目」は存在していない。

・1丁目を流して欲しい

気になるのは、発車メロディの方だ。おそらく原曲を採用しているとは思うのだが、志村世代はあらぬことを期待してしまう。できれば、志村バージョン1丁目を使って欲しいところ。毎時でなくても、半日に1回不特定の時間に、駅のホームに「ワーオー!」と流れるとかなり興奮するに違いない。そして、駅員さんがマイクで「イッチョメ! イッチョメ! ワーオー!」とヒップホップ調で言ってくれるとしたら、東村山市に移住を考えるのだが。

・上りと下りで異なる

そうはいかないか……。ちなみに発車メロディは、12月1日の初電車から東村山駅4番ホーム(新宿線下りホーム)、5・6 番ホーム(新宿線上りホーム)で流れるとのこと。上りと下りでメロディが異なるそうなので、両方チェックしてみよう。イッチョメ! イッチョメ! ワーオーッ!!

参照元:西武鉄道(PDF)
執筆:佐藤英典
イラスト:Rocketnews24

▼志村けんさんの東村山音頭。1丁目がアツい

▼こちらが元の東村山音頭