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ベースはカッコイイ! 意外に思われるかもしれないのだが、最近は「付き合うならベーシストがいい」と言ってる女の子も多い。一昔前なら、目立たない存在として見られがちだったベースは、いまや人気モノになりつつあるようである。しかしベースは重く、長いため結構邪魔臭い。時々スタジオに持っていくことさえ、面倒に感じることもある。

そんな、ベーシストの邪魔くせえ! 重い! という悩みを解決するようなすごいベースを発見した!!

その「モバイルミニベース」は、通常のベースよりも長さが3分の2程度しかなく、重量も「これベースかよ!?」と思うくらいに軽い。スケールが短いのに、出る音はしっかりとした低音なのである。持ち運ぶのにも最適、ライブで使用すればかなり自由に動き回れること間違いなしだ!! ストラップが肩に食い込んで痛くなることもないだろう。めっちゃ欲しい~~ッ!!

・ウクレレメーカーが製造

この製品は、2014年11月21日から3日間の日程で、東京ビッグサイトで開催された「楽器フェア」に出展されていたものだ。長野県松本市のウクレレメーカー、セイレン株式会社のブースに展示されていたものである。

・通常のベースよりもはるかに短い

同社の説明によると、モバイルベースはウクレレのなかで、もっともサイズが大きいバリトンウクレレとスケール長(振動する弦の長さ)が同じなのだとか。とはいえ、50センチ程度しかなく、通常のベースと比べると3分の2程度しかない。したがって、本当に低音が出るのか? と不思議に思うのだが……。

・開発した金属弦で豊かな低音

実は短い弦でも豊かな低音が出る弦を使用しているため、スケール長が短くても問題ないのである。しかも新たに開発したという金属弦は、通常のベース弦の手触りに近く、タッチに違和感がない。実際に弾いてみたところ、すべてを小さくしただけで他には通常サイズのベースと違いを感じなかった。

・フレットがちょっと気になる

ただ、フレットの間隔が狭いため、手クセで弾くとはみ出してしまいそうになる。また楽器を構えたときの重量感がほとんど感じられないため、おもちゃのように感じてしまうかもしれない。とはいえ、軽いセッションや曲作りのときには重宝するに違いない。遊びでスタジオに入るときなどにも良さそうだし、ネットで生演奏を配信するときにも、扱い易そうである。

・めっちゃ欲しくなる

気になる価格は、モデルによって異なるのだが、15~20万円前後。大変気になる逸品なのだが、勢い任せに買える代物ではない。冬のボーナスの使い道が決まってなく、なおかつ経済的にゆとりのあるベーシストは購入を検討すると良いだろう。

めっちゃ欲しいな~……。その気になれば、横になって弾ける! 通常のベースだと、横になって弾くと重くて苦しいのである……。

参考リンク:セイレン株式会社
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼楽器フェアでのデモ演奏の様子。これはなかなか音もイイ感じ

▼セイレン株式会社が公開しているデモ演奏の映像。思った以上の低音に、見た目とのギャップを感じる

▼ちなみにチョッパー奏法はちょっと窮屈そう。でもチョッパーもできる

▼楽器フェアに出展されていた「モバイルミニベース」。5弦も6弦もある。ギターじゃないよ
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▼スタンドに立てるととても可愛らしい。インテリアとしても良いかも
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▼アンプよりも小さいボディ。持ち運びが相当楽になる
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