DSC02017

みなさんは「ジャーマンケーキ」と言われて、すぐにそのケーキを想像することができるだろうか? おそらく想像できた人は、沖縄県民か沖縄に詳しい人たちだろう。

ジャーマンケーキと言われるとドイツのケーキと勘違いしそうだが、じつは1852年にアメリカのベーカーズチョコレート社のサミュエル・ジャーマン氏によって考案された、アメリカ生まれのケーキなのである。

・ジャーマンケーキとは

チョコレートケーキのうえにココナッツフィリングがのったジャーマンケーキは、本場アメリカではスーパーマーケットで売っているほど定番商品。日本では沖縄県で人気のケーキショップ『Jimmy’s(ジミー)』のものがもっとも有名で、沖縄県外ではほとんどお目にかかることは無い。

味についてはふんわりと柔らかく、少しだけビターなチョコレートのスポンジと、中心に薄く塗られたクリームはそれだけで十分に美味しい。だが、上からたっぷりとかけられたココナッツフィリングのトロピカルな甘さが “沖縄キター!” と南国感を演出してくれるのだ

・沖縄では大量購入が基本

もちろんこのジャーマンケーキが大好きな沖縄県民は大勢いて、基本的には1ホールまるごと買ってお土産にしたり、家族全員で食べることが多いらしい。旅行で食べる際には「ジャーマンショートケーキ」が同じ味なので、そちらを購入しよう。

ちなみに沖縄から東京などに引っ越してきた元沖縄県民とケーキの話になり「ジャーマンケーキ? 沖縄県にしかないよ!」と話すと、かなりビビられてしまう。沖縄県民にとってジャーマンケーキは、ショートケーキ以上に定番のケーキだからだ。

参考リンク:Jimmy’s
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

DSC01874

DSC02012

DSC02016