警察が道路の曲がり角や物陰に隠れて交通違反を取り締る行為を俗に「ねずみ捕り」と言うが、ある意味、史上最強のねずみ捕りが誕生していたらしい。

それは、ディズニーキャラの「ドナルド・ダック」だ! ドナルドが覆面警官だなんてアニメの世界じゃあるまいし……と思っていたら、なんとポリスマン・ドナルドは130人以上のドライバーを取り締るという手柄を立てているというのだ。

・道路をウロつくドナルド・ダック

この最強の覆面警官が現れたのは、米国ニュージャージー州だ。交通量の多い道路で、195センチはあろうかというドナルド・ダックが目撃されたという。

ドナルドはクルマが行き交う横断歩道をウロチョロ。ドライバーから見ると「渡るのか渡らないのか、ハッキリしろ!!」と言いたくなるような動きだ。「それならこっちが先に行かせてもらうわ!」と、アクセルを踏みたくなるかもしれない。

・ドナルドは覆面警官だった!

だが、それがドナルドの狙いだった!! このドナルド、なんと覆面警官だったのだ! こうやって歩行者に道を譲らないドライバーをキビキビと取り締っていたのである。

・133人に罰金約2万6000円、減点2

その結果、取り締られたドライバーの数はなんと133人。彼らは罰金230ドル(約2万6000円)、さらに2点減点に処せられたとのことである。

・ドライバーからは不満の声も

警察や歩行者から見ると「あっぱれ!」だと言えるだろう。しかし、当のドライバーからは「フェアじゃない」「ハロウィンの仮装かと思った」「変な人かと思って怖かった」などと不満の声も出ている。

そう言う気持ちはわからなくもないが、ルールはルール。これは日本も同様である。ドナルドだろうと何だろうと、横断歩道を渡ろうとしている人がいればクルマは停止線で一時停止。停止線がなくても歩行者の通行を妨げていけないのである。

参照元:abc7(英語)、YouTube
執筆:沢井メグ

▼ニュース動画

▼ポリスマン・ドナルドが変装して職務にあたるとか、アニメの世界だけだと思っていました