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自分の死に向けて、お墓や葬儀の準備を整えて “終活” をする人がいるが、なかには残される家族への想いを手紙にしたためる人もいる。

そんな想いを手紙に託し闘病のすえ亡くなった、一人の父親がいる。彼の死後、娘が誕生日に開封する17年分の手紙が発見され、大きな感動を呼んでいるのだ。彼の美しい終活を知ったら、悔いのないよう生きることの大切さを痛感せずにはいられなくなってしまうだろう。

・マルファン症候群と闘い、息を引き取った26歳の父親

マルファン症候群という難病と闘っていた米テキサス州に住むミッチェル・ウィセンハントさんは、26歳という若さで、27歳の誕生日を目前に息を引き取った。遺伝子疾患であるマルファン症候群は、細胞間を結合する組織が異常をきたすことにより、目や骨格、心脈管系が正常に機能しなくなる疾患で、約5000人に1人の確率で発症する難病だ。

・父親が娘の誕生日のために残した17通の手紙

妻のアシュリーさんはミッチェルさんを亡くした悲しみに暮れるなか、彼の死後から数日後、夫が残した30通もの手紙を発見し驚いたという。そのうち17通は、1歳半の娘ブラインリーちゃんに宛てられた手紙で、娘が18歳になるまで、毎年誕生日に開封するようにしたためられていた。

また、家族にとって特別な記念日に開封する手紙もあり、アシュリーさんは夫の望み通り、封筒に記された日付に手紙を読むつもりだという。

・6年間にわたり書き綴られた詩集も発見される

さらに、ミッチェルさんが6年間書きためたノート1冊分の詩集も残されており、出版してほしいとのメッセージが記されていた。なかでもアシュリーさんが最も心を動かされたのが、詩集の最終篇にあたる “Last Moment(最後の瞬間)” と題された詩で、詩を読むと、夫が最後に生きた瞬間に引き戻されるような気持ちになったそうだ。

・娘に父親がどんな人間だったが知ってほしい

また、難病と闘うミッチェルさん一家を支援してくれた地域団体への感謝の手紙もあったとのこと。アシュリーさんはテレビの取材で、「夫は死期が近づくなか、自分以外の全ての人のことを考えていたんです。娘にとっても手紙を読むことで、父親がどんな人間だったか知ることができると思います」と、涙に声を詰まらせながら語っていた。

ブラインリーちゃんは、毎年誕生日が来るのが待ち切れなくなりそうだ。娘の成長を見届けることができなかった父親の愛と想いがいっぱい詰まった手紙を読んで、短い間ながら心から愛されたことを感じ取れるのではないだろうか。

参照元:YouTubeKLTVabc NEWSFOX17(英語)
執筆:Nekolas

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