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2014年10月22日、カナダの首都オタワにある戦没者慰霊碑で警護にあたっていた兵士が撃たれ、命を落とすという悲惨な事件が起きた。犠牲となったネイサン・シリロ伍長には2匹の飼い犬がいた。いま、飼い主の死を知らないペット達が、ご主人の帰りを待っている姿が “切なすぎる……” と涙を誘っているのだ。

先日、「飼い犬が自宅で倒れたパーキンソン病患者の老女の窮地を救った」との記事をお伝えしたが、改めて犬と飼い主の絆の強さを実感してしまうニュースに、多くの人が心を動かされるのではないだろうか。

・テロ事件で射殺されたヒーロー

英ニュースサイト『Mirror』によると、シリロ伍長を射殺したのは、イスラム教に改宗したマイケル・ゼハフ・ビボー容疑者。ビボー容疑者は伍長を射殺した後、国会議事堂を襲撃し、駆けつけた警察によってその場で射殺された。

・ご主人の帰りを待ちわびる2匹の飼い犬

そんな痛ましい事件があった後、伍長宅のフェンスの周りは、追悼の意味を込めて市民から捧げられた花束やカナダ国旗で埋め尽くされた。そして、その様子を取材するために訪れた地元新聞記者が、飼い主の帰りを待つ2匹のシェパード犬の姿に目を留めたのである。

・フェンスの下から顔を覗かせるワンちゃんの姿が痛ましい

記者によってTwitterに投稿された写真を見ると、ワンちゃん2匹が地面に伏せた状態で、フェンスの下部分の隙間から顔を覗かせている。どことなく悲しみの表情を浮かべているように見えるのは、花束を抱えて訪れる多くの市民を目にして、飼い主に何かあったのだと察しているからかもしれない。

・ネットユーザーからも悲しみの声が

あまりにも悲痛な光景に、ネットユーザーからも悲しみの声が多く挙がっている。

「胸が痛むとしか言いようがない……」
「悲しいすぎる。もし犬に新しい飼い主が必要なら連絡をください」
「この写真は涙なしには見られないよ。彼の家族とペットに祈りを」
「今まで見たなかで一番悲しい写真かもしれない」
「悲しくもありパワフルなメッセージも伝わってくる写真だ」

・伍長のペットの溺愛ぶりが、さらに涙を誘う

伍長の画像共有サイト Instagram にも飼い犬の写真が頻繁に登場しており、「僕の愛娘だ。いつも僕を笑顔にしてくれる」と犬の写真にコメントを添えている。同サイトの写真を見ると、彼がどれほど犬を可愛がっていたかが分かるだけに、さらに胸が締め付けられるような思いになってしまう。

伍長の葬儀の日、オタワとハミルトン間の道路沿いにわたり大勢の市民が列を成し、国に尽くしたヒーローの棺を見送ったそうだ。

カナダでは伍長が射殺される少し前にも、モントリオールで過激思想に傾倒したイスラム教徒が、兵士1人を殺害する事件が起こっている。犠牲者が報われるよう、一刻も早く正義が下されることを願いたい。

参照元:Twitter @CdnPress、Instagram @Nathan CirilloMirroMashable(英語)
執筆:Nekolas

▼フェンスの下から顔を覗かせて、飼い主を待つ2匹の犬の姿が切なすぎる……

▼表情が悲しそうなのは、飼い主が帰ってこないことを察しているからかもしれない

▼伍長のペットの溺愛ぶりがうかがえる写真に、さらに胸が痛んでしまう