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誰もが夢中になって遊んだ! でも今では忘れられてしまった!! そんなゲームを紹介するこの企画。今回はアテナから発売されていたスーパーファミコンソフト、『笑っていいとも! タモリンピック』である

このゲームは今から20年前の1994年に発売されたゲームである。その名前が示す通り、2014年3月末に惜しまれながら放送を終了した、お昼のバラエティ番組「笑っていいとも!」が題材になったものである。この番組の終盤に行われていた爆笑! オールスター・タモリンピック(後の曜日対抗いいとも! 選手権)をゲームで再現したのである。

・19種のミニゲーム

内容は最大4人で対抗戦を行うミニゲーム集である。19種のミニゲームが用意されており、いずれもシンプルで対戦前の説明を見るだけで、すぐに理解できる。パーティゲームとして、今でも十分に楽しむことができる。

・1シーズン4ゲーム × 4シーズン

今回私(記者)はストーリーモードを1人でプレイしてみた。プレーヤーは月曜チームの選手となって、1シーズン4つのゲームをこなし、最終的に4シーズンにわたってさまざまなミニゲームに挑戦していくことになる。

・シンプルで誰でもすぐに遊べる

とにかくミニゲームの内容が単純で、その気になればずっと遊んでいられる類のものばかり。たとえば部首が「木」の漢字が並べられているなかから、指定されたひとつを探し出したり、流れる音の音程を当てるなど、大人から子どもまで誰でもすぐにプレイできる。

・しかし1人だと……

ひとつだけ難点があるのは、1人で遊んでもあまり面白くない。コンピュータが相手でも良いのだが、パーティゲームなのでやはり誰かと結果を競った方が面白いに決まっている。そういう点で遊び相手がいないオッサンがプレイするのには向いていないのかもしれない。前回紹介した『カケフくんのジャンプ天国スピード地獄』よりは、はるかに取っつき易いのだがわびしさが増すので、1人で遊ぶ場合は注意しよう。遊び相手いないのとマジで切ない……。

・今回プレイしたゲーム

タイトル:笑っていいとも! タモリンピック
発売元:アテナ
購入価格:780円
評価:☆☆☆☆☆☆★★★★
一言コメント:「ミニゲームは楽しめるけど、遊び相手がいないとかえってわびしい気持ちになる……」

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼笑っていいとも! を題材にした『笑っていいとも! タモリンピック』。1994年発売
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▼意外と設定が細かい
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▼あ、タモさんだ
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▼ストーリーモードを選択
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▼1シーズンに4つのミニゲームをプレイ。ミニゲームはランダムに選ばれる
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▼自分だけでプレイしても、はり合いがない……。やっぱ対戦相手がいないと
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