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運転免許を持っているものの、普段車を運転することがない、いわゆるペーパードライバー。略してペードラだ。そんなペードラにありがちなことを、あるある55連発という形でお届けしたい。いつも車を運転しているドライバーのみなさんに、ペーパードライバーの気持ちが分かってもらえれば幸いである。

【ペーパードライバーにありがちなこと55連発】

1. 免許が無駄にゴールド
2. 自分の免許を見て、「これ以上皮肉な金色は他にない」としみじみ思う
3. たまに「運転してみる?」と言われると、内心ビクっとする
4. それが都会だと、「どこで練習したらいいの?」とまず聞きたい
5. 「ウチの車はオートマだから簡単よ〜」の意味が分からない
6. 「広くて、対向車がほとんど来ない道はどこにあるのですか?」
7. そもそも、どちらがアクセルでどちらがブレーキか、そこから怪しい
8. クラッチとか、存在意義が分からない
9. 細長い方がアクセルで、四角い方がブレーキだったという、おぼろげな記憶
10. たとえマニュアルの免許を持っていても、クラッチの形状は記憶にない
11. 「クラッチ = 端に並んでいたはずのペダル」というイメージ
12. エンジンのかけ方も記憶が曖昧
13. 久しぶりにエンジンをかけると、そのまま車が動き出しそうで怖い
14. 同乗者に「こっちがアクセルでこっちがブレーキだよね?」と確認する
15. この時点で同乗者の顔が引きつる
16. 恐る恐るアクセルを踏み込む
17. 少し車が動いた時、感動すると同時に強烈な不安に襲われる
18. 慌ててブレーキを踏み込む
19. カックン! というお決まりの展開
20. 「確かこのへんがウィンカーのはず」と思って回すと、ワイパー作動
21. 自信を持って出来るのは、シートベルトを締めることと、バックミラーを調整することだけ
22. 下手すると、シート位置の調整方法さえ分からない
23. 「ここで調整するのかな」と思ってレバーを引くと、給油口オープン
24. 単純なストップ&ゴーでガチガチになる
25. 運転中、自分の視野が極端に狭くなっていると自分で分かる
26. 音楽が全く耳に入ってこない
27. むしろ音楽にイライラする
28. カーナビの音声にはもっとイライラする
29. 車両感覚がなさ過ぎて、ぶつかりそうかどうかさえ、よく分からない
30. 左折する時、サイドミラーに自転車が見えると泣きたくなる
31. 矢印信号がない交差点で右折するのが怖すぎる
32. 右折しようとしている時に、直進車がスピードを上げて向かってきた。でも確か直進車優先のはず……。え、自分はどうしたらいいの?
33. 右折では、同乗者に「行け」「止まれ」と言われないと、どうすべきか全く分からない
34. 車線変更をする時は、かなり前からウィンカーを出してしまう。
35. 車線変更の「ルームミラー確認」 → 「サイドミラー確認」までは分かる。だがその後の目視確認が恐ろしい。
36. 「自分が横を目視確認している間、誰が前を見てくれるの?」と聞きたい
37. これが高速道路の合流となると、恐怖感は倍増
38. 高速道路の合流で、本線のドライバーが入れるスペースを空けてくれなかったら、一体自分はどうしたらいいのか?
39. 一般道路の車線変更でさえドキドキなのに、100キロ台のスピードが出ている状態でそんなことをするなんて、クレイジーすぎる
40. スピードを上げないと合流が難しいと分かっているが、なかなかアクセルを踏み込めない
41. なるべく合流をしたくないから、サービスエリアにも入りたくない
42. 同乗者に「サービスエリアでちょっと休憩しよう」と言われると、「俺は全然疲れてないよ」などと返す
43. 高速を下りた時の安堵感は格別
44. 一般道で恐ろしいのは、いつ姿を現すか分からない踏切だ
45. 踏切で停止する度に、「発車する時エンストになったらどうしよう?」と考えてしまう
46. 特にマニュアル車の場合、発車の度にエンストの恐怖に襲われる
47. マニュアルで坂道発進とか、冗談じゃない
48. 細い道を行かなければいけない時は、「この道を通る前に “S字” と “クランク” で練習させてくれ!」と強く思う。
49. 駐車場に車を停める時は、そのまま前から突っ込んで駐車する
50. 縦列駐車しなくてはいけない駐車場は、スルー率高し
51. ガソリンスタンドに入っても、どこに車を停めたらいいのか分からない
52. 店員さんが手を振って誘導してくれなかったら、それだけで立ち往生
53. 「ハイオク」や「レギュラー」の意味がよく分からない
54. そんなペードラの自分が、履歴書に「普通自動車第一種運転免許取得」と書く時は申し訳ない気持ちでいっぱいになる
55. 「教習所のペーパードライバー向け講習を、もうちょっと安くして欲しい!」と常々感じる

執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.