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人生の終わりに向けて葬儀やお墓の準備をすることを “終活” と言うが、実際に自分の死後について考えたことがある人はいるだろうか。

人生の最後ぐらい大胆にキメてみたいという人のために、大気中で散骨をしてくれるサービスが話題になっているので紹介したい。聖書にある「土は土に、灰は灰に、塵は塵に」のごとく、地上22キロの大気層で豪快に散って地球の一部になってみても良いかもしれない。

・地上22キロの大気層で散骨

大気層でダイナミックな散骨サービスを行っているのは、米ケンタッキー州を拠点とするMesoloft(メゾロフト)社だ。同社の宣伝ビデオを見る限りでは、骨壷がぶら下がっている白い小型の気球が地上22キロの地点に達すると、自動的に骨壷の底が開き散骨される仕組みのようである。サービスの一部始終は、気球に搭載されたビデオカメラによって撮影される。

・大気での散骨は試行錯誤の繰り返し

共同創設者のクリス・ウィンフィールドさんは、実際にサービスを開始するまでに10回はテストを行ったという。どの気球が散骨に適しているか種類を変え、理想的な高さまで上るようヘリウムの量を調節したり、実際に散骨を行って試行錯誤を繰り返したのだ。

また、散骨を済ませた気球が戻ってこれるよう、出発地点から半径8キロ以内に障害物がないロケーションも選ばなければならなかった。

・ベーシックプランは約30万円

気になる価格はベーシックプランが2800ドル(約30万円)で、このプランには散骨とビデオ撮影、写真とビデオによる解説付きアルバムが付いてくる。

そして7500ドル(約80万円)のプランは、コロラド州とインディアナ州、ニューメキシコ州のいずれかで行われる散骨サービスに遺族が参加できる。遺灰が大気中へ飛び立つところを見守りながら、愛する人に最後の別れを告げることができるのだ。

・遺灰が世界中を旅する可能性も

遺灰がどこまで飛んで行くか気になるところだが、カリフォルニア州ではサハラ砂漠で起きた砂嵐の砂が大気中で発見されている。そのことから「大気中に散骨された遺灰が世界中を旅する可能性もある」とクリスさんは語っている。

散骨は海外の映画やドラマでよく見かけるシーンだが、何となくロマンを感じてしまう。日本では散骨の習慣はないが、自分が最後に眠りにつく場所は墓ではなく、海や山、空がいいという人は、散骨を検討してみても良いかもしれない。

参照元:YouTubeSOFTPEDIAMesoloft(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらが大気中で散骨を行うサービスの動画だ

▼骨壷をぶらさげた気球が飛び立つところ
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