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ハート型やヒゲのような変わった毛模様を持つ犬や猫が話題になることがあるが、新たにユニークな毛模様を持つワンちゃんが登場した。なんと白塗り顔に極太まゆ毛でお馴じみ、志村けんの “バカ殿まゆ毛” ソックリの毛模様を持つ犬が話題となているのだ!

誰かがマジックペンで描いたようにしか見えない立派はまゆ毛は、かなり必見に値するぞ! しかもそれだけでなく、ワンちゃんは大切なメッセージを伝える役割も担っていたのである。

・安楽死寸前で動物保護団体に救われる

米ミネソタ州マンカトで飼われている “バカ殿まゆ毛” を持つワンちゃんの名はサイモン。13匹兄弟の1匹として動物シェルターで誕生したサイモンは、安楽死させられる寸前に動物保護団体「Second Hand Hounds」によって引き取られた。

そして最終的に “まゆ毛がある犬がいる” との話を聞きつけて、保護団体を訪れたステファニー・ウィリアムスさんにもらわれることになったのだ。

・“バカ殿まゆ毛” を持つ犬

もちろん海外では、志村けんもバカ殿も有名ではないので筆者が勝手に言っているだけだが、それでもやっぱり 「このまゆ毛はスゴい!」と人気を呼んでいる。

ちなみに海外ではバカ殿の代わりに、太いまゆ毛で有名だった往年のコメディアン、グルーチョ・マルクスみたいだと言われているとのこと。どっちにしても、お笑い系であることに違いはない。

・「あなたが まゆ毛を描いたんですか!?」と聞かれる飼い主

ステファニーさんはサイモンを連れていると、人から「あなたが、まゆ毛を描いたんですか!?」と聞かれることがあるそうだ。確かに、そう聞かれてしまうのも無理はないぐらいまゆ毛にしか見えないのだが、もちろん100パーセント自然な毛模様である。

・敬遠されがちなピットブルでもまゆ毛のおかげで人気に!!

そんなサイモンには、気性が激しいことで知られるピットブルの血が75パーセント流れている。そのため、通常は怖がってピットブルに近付かない人が多いにもかかわらず、まゆ毛模様のおかげでサイモンには気軽に近寄ってくるのだ。ステファニーさんは、“ピットブルのイメージアップにサイモンが貢献してくれれば” と望んでいるという。

・救出された動物達のその後を知ってもらいたい!

そんなこんなで、ユニークな見た目でさらに注目を集めるようになったサイモンは、ペット・エキスポといったイベントで VIP 待遇を受けたり、雑誌の取材を受けるまでにもなった。ステファニーさんはそういった機会を利用して、「動物シェルターから救出された動物達が、里親にもらわれてどんな幸せな生活を送っているか人々に広めたい」と展望を語っている。

それにしても愛嬌たっぷりのまゆ毛模様がなんともたまらない。動物シェルターの動物達が1匹でも多く救われるように、このまゆ毛を武器に、これからもサイモンに大いに活躍してほしいものだ。

参照元:Facebook @Simon the Pit Bull/BoxerMankato Free PressCBS Minnesota(英語)
執筆:Nekolas

▼雑誌にも取り上げられて、すっかりセレブ犬に

▼横から見るとこんな感じ