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知人・友人との交流を深めるために使用されるFacebookのおかげで、疎遠になったり音信普通になっていた人と、再びつながったという人は結構いるのではないだろうか。

そんなFacebookの力を借りて、離れ離れになっていた姉弟が60年の時を経て、ついに再会を果たしたストーリーが感動を呼んでいる。手がかりとなったのは、たった一枚のぼんやりと写った白黒写真のみ。それでも、お互いを見つけ出すことができたというのだから、ソーシャルネットワークのパワーには驚かされるばかりだ!

・60年前、離れ離れになった姉と弟

60年前、英スコットランドのダンディー市に住んでいたアラン・ヒーリーさんとマーガレットさん姉弟は、両親の離婚をきっかけに離れ離れになってしまった。姉は母親に引き取られ、弟は父親と一緒に暮らすことになったのだ。

それ以来アランさんは、出生証明書や結婚証明書の登録を元に、60年間も消息不明になっていた姉を探し続けた。だが個人情報保護法により、手がかりになるような情報は何一つつかめなかったという。

・最後の望みをFacebookに託す

そこで彼は、最後の望みをFacebookに託したのである。子供時代に姉と一緒に撮った、たった一枚手元に残っていた写真をプロフィールに使い、「マーガレット・ヒーリーを知っている人は連絡をください」とメッセージを添えて投稿したのだ。

だが、その写真は顔すらハッキリと写っていないぼんやりとした白黒写真だ。姉探しは再び行き詰まりになる可能性も高いと思われたが……。

・奇跡は起こった!

しかし奇跡は起こった!! なんと姉のマーガレットさんも、ソーシャルメディアで弟を探していたのである! たまたまアランさんのプロフィール写真に目を留めた彼女の友人が、「アラン・ヒーリーと名乗る人が、女の子と一緒に写った子供の頃の写真を載せてるわよ」と連絡してくれたのだ。

その写真に写っているのが自分であることを知ったマーガレットさんは、とても信じられない気持ちになったという。

・60年ぶりに感動の再会を果たす

そしてすぐにメッセージを送りあった後、ついに二人は60年ぶりに感動の再会を果たすことができたのである。さらにアランさんは、姉だけでなく88歳になる母親とも再会することができたそうだ。

ソーシャルメディアで人を探すのは、簡単そうだが案外そうでもない。女性の場合は名字が変わっていることが多いうえ、引越して居住地が変わっていたら探し当てるのはかなり困難である。アランさんとマーガレットさんが再会を果たせたのは、運と縁とタイミングがうまく重なった結果なのかもしれない。

参照元:FacebookDaily RecordMetroThe Scotsman(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらが、アランさんがFacebookのプロフィールに使用した白黒写真だ

▼60年ぶりに再会を果たしたアランさん(66)と、マーガレットさん(67)