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近頃は、クラウドファンディングといってネットで寄付金を募って資金調達し、ビジネスの足がかりにする方法が人気を呼んでいる。通常は、新テクノロジーやアイディアグッズ開発のために資金を募る人がほとんどだが、そんななか「ポテトサラダを作るから10ドル寄付して!」という男性が現れたのだ。

10ドルは日本円で1000円くらい。だが、最終的に集まったのはなんと600万円もの金額だった!! それだけでもビックリだが、さらに彼が選んだ使い道に、 「お金を自分の懐に入れなかったとはエラい!」 と、賞賛の声が多く挙がっているのだ。

・ポテトサラダを作るから寄付して!

2014年7月、米オハイオ州在住のザック・ブラウンさんは、クラウドファンディングサイト KICKSTARTER で、「ポテトサラダを作るだけです。どんな種類を作るかは決めていません」と寄付を募り、目標金額を10ドル(約1000円)に設定した。

明らかに本人は、多額の寄付金が集まるなどとは夢にも思っていなかったようで、10ドル以上集まった場合は、「35ドルで4倍の量のポテトサラダを作って、75ドルでピザパーティー、100ドルで違うレシピ2つに挑戦」と、ささやかな目標を掲げていた。

・3000ドルを超えたらパーティーを催すことに

ところが、彼のちょっと変わった集金目的が注目を集めニュースになったことから、寄付金額が徐々に増えていった。そこでザックさんは、寄付額が3000ドル(約33万円)を超えたら、“どこか場所を貸りてパーティーを開催” と目標をアップグレードしたのだ。

・予想に反して600万円も寄付が集まってしまった!!

すると彼の予想に反して、なんと3000ドルどころか5万5492ドル(約600万円)もの寄付金が集まってしまったのである!!  もちろん寄付なので、パーティー開催後に残ったお金を自分の懐に入れてしまっても何ら問題はない。

・ポテトサラダの一大イベントを開催!

しかし、そうしなかったところがザックさんの偉いところである。彼はアイダホ・ポテト協会や企業の協力を得て、地元コロンバス市で大きな会場を借りて “Potato Stock” と題した入場無料の一大フェスティバルを開催。もちろんポテトサラダがテーマとなったイベントだけに、会場ではポテトサラダが振舞われ、バンド演奏やアトラクションで大いに盛り上がったそうだ。

・慈善団体に多額のお金を寄付

そして地元のコロンバス財団が、ザックさんから寄付金として1万8000ドル(約200万円)を受け取り、彼は残ったお金もチャリティーのために使いたいと語っている。

ネットユーザーから、“意味のあることにお金を使ってエラいな!” と多くの声が挙がっているが、本当に素晴らしい心意気だと思う。 Potato Stock は地元住人に大好評だったようなので、毎年恒例のイベントになる可能性もあるかもしれない。

参照元:KICKSTARTER、Twitter @PtatoStockMashableCNET(英語)
執筆:Nekolas

▼こちらが「ポテトサラダを作るのに10ドルを募った」ザックさんだ

▼Potato Stock のため、ポテトサラダを作るのに忙しいザックさん

▼バンド演奏で大いに盛り上がるイベント!

▼イベント会場の様子