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2014年9月19日に発売された「iPhone6」と「iPhone6 Plus」。日本ではお祭りワッショイとなっているが、19日の発売はアメリカ、日本、香港などの1次販売国に限られ、その他の国と地域は追って順次発売となる予定だ。

ところが、1次販売国には、多くの富裕層を抱えNEXTマーケットと言われる中国大陸が入っていない! それどころか2次販売国からも除外され、3次以降での発売になるもよう。需要だけはあるので、転売で一儲けしようと日本や香港等に中国からの業者が押し寄せたのだが、世の中そう簡単にはいかないらしい。

転売目的で持ち込まれたと見られる iPhone6 が、税関で次々と没収されているというのだ。

・税関でiPhone6が没収される

この没収案件は、9月19日から発覚している。まず、『南方網』によると発売当日の12時30分頃、広東省珠海市とマカオ特別行政区の間にある拱北(こうほく)税関の無申告者用ゲートで、クッキーの缶にiPhone6を隠し持った女性が摘発された。缶の中にはiPhone6(16GB)が20台入っていたそうだ。

この件を皮切りに、『広州日報』では、同日16時までに広東省深セン市と香港特別行政区を結ぶ羅湖税関で相次いで6件の “iPhone密輸事件”が発覚したと報じられた。羅湖税関では当日に計12台のiPhone6及びiPhone6 Plusを押収したそうだ。なお、持ち込んだ男は200元(約3500円)で運び屋をしていたとのことだ。

・一度に138台発覚したケースも!

さらに驚きなのが、9月20日に発覚したケースだ。香港の西貢(サイクン)埠頭で転売業者と見られる男3人が大量の電子機器を船で密輸しようとしていたのが発覚したそうだ。男は逃走したが、残された荷物から138台の iPhone6 及び iPhone6 Plus が見つかったという。

船は恐らく香港から広東省恵州市に向かうものと見られ、恵州から中国全土に流通させるものだったようだ。発覚したもの以外に、すでにこのルートで iPhone6 が持ち出されたと見られている。

・過熱する転売市場 / 中国での発売は年明け以降という報道も

転売自体、一般ユーザーにとっては迷惑な話だが、問題視されているのは税金逃れだ。中国では、国が指定した20品目を大陸側に持ち込む際、私用目的であっても1台から税関に申告しなければならないそうだ。iPhone もその20品目に含まれている。

iPhone6、および iPhone6 Plus は、中国での発売は年明け以降になるのではないかと報道されている。だが需要だけは高く、富裕層の中には何万元出してでも今すぐ欲しいというユーザーもいるという。(1万元=約18万円)

そのため転売価格が高騰しており、さらに、業者はより高い利益を出すために、支払うべき税金を免れようとしているのである。

・今後も厳しく取り締まっていく

今回、密輸行為を摘発した中国大陸や香港の税関職員はグッジョブだが、一方で「金持ちが○万元で iPhone6 をゲット」というニュースも飛び交っている。摘発されたのは氷山の一角だろう。税関では今後も厳しく取り締まっていくとのことである。

参照元:Sina Weibo @現代快報漫歩香港新浪旅遊(中国語)、YouTube
執筆:沢井メグ

▼香港・西貢で押収された138台のiPhone6、及び6 Plus
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▼税関と警察による説明。大陸での発売が未定であることが、転売価格の高騰につながり、密輸が横行していると見ているそうだ
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▼引き続き取り締まりを強化するとのこと
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▼ニュース動画その1

▼ニュース動画その2