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地獄バックドロップ……。正確に言えば、そんな技はこの世に存在しない。あるのは通常の「バックドロップ」である。しかし、多くのファンは彼が繰り出すバックドロップを、畏敬(いけい)の念を込めてそう呼ぶ。後藤が使えば『地獄バックドロップ』であると。

後藤達俊(ごとう たつとし)……。バックドロップ1本でプロレスラーとして大成した男。“地獄” の名は大げさではなく、1990年に対戦選手である馳浩を、バックドロップで心肺停止に追い込んだ過去を持つのだ。そんな後藤達俊の代名詞、「地獄バックドロップ43連発」をご紹介したい。

・YouTubeユーザー「jannelark氏」が作成

まず動画の作者をご紹介しておこう。YouTubeユーザー「jannelark」氏だ。プロレス関連の動画はいくつかあるものの、一際目につくのは『ヒロ斉藤のセントーン47連発』である! 見た事も会った事もない「jannelark」氏から、“レイジング魂” を感じずにはいられない……!

・独特の投げ方

通常のバックドロップのように背面から投げるのではなく、懐に入り込み、側面から独特の捻りを加えるのが後藤達俊の「地獄バックドロップ」である。彼が相手の懐に入った瞬間、会場のファンの視線は戦慄の瞬間まで、釘付けにならざるを得ないのだ……。

・風貌の変化にも注目

プロレスラー人生の大半をヒール(悪役)として過ごした後藤達俊であるが、その風貌の変わりようにもご注目いただきたい。金髪・スキンヘッドと馴染みあるものから、ヤングライオン時代の貴重な、黒髪・黒パンツ・白シューズ姿までが網羅されているぞ。

・ブロンドアウトローズからクレイジードッグスまで

タッグパートナーの変わりようにも注目だ。ブロンドアウトローズ、レイジングスタッフ、平成維新軍、TEAM2000、クレイジードッグスと、かつてプロレスに熱中した世代なら、目頭が熱くなること間違いなし! 「jannelark」氏に感謝の意を捧げつつ、恐ろしくも気高き『地獄バックドロップ』をご覧いただきたい。

参考リンク:YouTube
執筆:P.K.サンジュン

▼地獄バックドロップをとくと見よ!