【安くて美味しいウニを求めて】900円から6500円のウニ4種類をプロが目利き!どんなウニが一番美味しくてコスパが良いか調べてみた(その2)
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それでは答えと一緒に、4種類の箱ウニの味についても説明したいと思う。

右下:6500円のバフンウニ
非常に濃厚な甘さで口どけも最高! 価格どおりの味といったところ。高級な寿司屋で食べるウニの味である。何もつけずに食べても美味しい。
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右上:4000円のムラサキウニ
きっちり箱に詰められており、粒の大きさもそろっていて見た目は一番美しい。味については添加物であるミョウバン特有の苦味が少し感じられるが、醤油をつけて食べれば若干薄まる。まあまあな味。
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左上:2500円のムラサキウニ
詰められ方はバラバラで粒の大きさも不揃い。しかし味はバフンウニほどではないものの、口のなかですっきりと甘く、とろけるウマさ。コスパを考えるとコレが一番いいかも。
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右下:900円のチリ産ウニ
千円単位のウニと違い外国産で、一度冷凍してあるためすでに原型をとどめていない。味もミョウバンが添加されているため苦味を感じてしまう。添付の調味料が入ったウニのタレをつけないと、そのままではあまり美味しくない。
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なんと正解できたのは商社の男性、添加物会社のえらい人、寿司職人の3名だけであった。また、正解者のなかでも頭一つ抜けてスゴかったのがベテラン寿司職人の回答。なんと4000円のウニよりも、2500円のウニが美味しいことを一目で分かってしまったのだ。

なぜ分かったのか再度質問してみたところ

「形はそろっているもののウニの粒がびっしりと詰まっていないので甘さが無さそう。それなのに形がかなりしっかりしていたためミョウバンを多く使用していると予想できました」

とのこと。写真でそこまで判別してしまうとは、さすがベテランである。また、今回の結果から、

・安くて美味しいウニを探すなら粒の詰まり具合を見る
・粒が揃っているものは手間賃分価格が上乗せされていることがある
・あまり形がしっかりしているものは添加物のミョウバンを多く使用していることがある
・コスパが良いのはムラサキウニ

ということが分かった。確かに “安くて美味しいウニ” は存在するのだ! ウニをお腹いっぱい食べたい人は、早起きして美味しいウニを探しに市場で出かけてみるのも良いかもしれないぞ。

Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

▼もっともコスパが良いと感じたのは2500円のムラサキウニであった
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