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せんべろ……。「1000円でベロベロに酔っぱらえる」ほど、安くて美味しいご機嫌なお店の俗称である。以前の記事でもご紹介したが、せんべろの聖地の一つと言われているのが、東京都葛飾区の立石であることは、あまりにも有名だ。

立石にはいくつかの人気店が存在する。その一つが、今回ご紹介する『江戸っ子』である! 特に「ボール」と「煮込み」は店を訪れたら絶対に頼んでほしい、『江戸っ子』の、いや、立石を代表するグルメなのだ!

・立石屈指の人気店

立石の飲み屋は、京成立石駅の線路を挟み、「アーケード側」と「そうじゃない側」に分かれるが、『江戸っ子』はそうじゃない側にある。改札から徒歩2分ほどで着くが、わからなければ「江戸っ子ってどこですか?」と聞けば、おそらく誰もが教えてくれるほどの有名店だ。

・行列も覚悟

私(筆者)が以前に本サイトで推奨した「土曜日14時スタートコース」だと、江戸っ子はまだ営業開始前である。2、3件飲んでから向かうのがいいだろう。16時30分営業開始であるが、16時前から行列はでき始めている。お店のさじ加減で開店時間が前倒しになることもあるから、一回転目で入りたい場合は、多少の待ち時間も覚悟しよう。

・名物ドリンク「ボール」を頼もう

江戸っ子でぜひ飲んでほしいのは、通称「ボール」、つまりハイボールである。辛口でドライなボールには、氷が入っておらず、薄まることが無い。ぬるくなっていくスピードも速いから、ハイペースで飲み続ける必要がある、まさに自動酔っぱらいドリンクなのである!

・「煮込み」もマスト

食べ物は「煮込み」が名物である。大鍋で作られた味噌仕立てのモツ煮込みなのだが、チマチマ盛られておらず、ドーンと大きな器で出てくる。柔らかく煮込まれたモツと豆腐は絶品! 苦手でなければ、たっぷりと一味唐辛子をかけてもうまいぞ。

・もつ焼きや刺身もうまい

その他にも、モツの刺身やモツ焼きなどがうまい。刺身はニンニク・生姜・味噌、もつ焼きは塩・タレ・辛タレが選べる。何にどんなタレが合うかは、お店の人か、隣で飲んでるおじさんに遠慮なく聞こう。笑顔で問いかければ、気持ちよく教えてくれるはずだ。そう、ここは酒と人情の町・立石なのだ!

・ボールの飲みすぎには注意

店に入ったら、ボールで乾杯し、煮込みやもつ焼きをつまみに2、3杯飲む……。1時間くらいでサッと会計をし、立石をさ迷う……。これが粋な『江戸っ子』の飲み方でい! こんにゃろーめ!!

ボールは調子づいて飲みすぎると、本当にベロベロになってしまうから注意してほしい。時間が経つにつれ品切れも出てくるから、あれもこれも食べたい人は早めに入店しよう。もう一度言う、「ボール」と「煮込み」は絶対に注文してくれよな!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 江戸っ子
住所 東京都葛飾区立石7-1-9
時間 16:30~21:00
休日 日曜日

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼通称「ボール」。氷の入っていないハイボールだ。
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▼煮込みも名物!
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▼赤身刺しは味噌ダレで。
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▼ガツ刺しには、にんにくと生姜、両方つけてもらう。
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▼すぐに出てくるマカロニサラダと……
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▼みょうがと……
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▼塩らっきょう! どれもボールとの相性は抜群だ!
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▼テッポウは辛ダレで。辛ダレとは、キリリと辛口のしょうゆダレだ。
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▼シロはタレ。肉厚でうまい!
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▼レバのタレは若焼きで。よく焼きもできるぞ。
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▼アブラはタレで。塩でもうまい!
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▼土曜日はほぼずっと行列。
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▼立石屈指の人気店、江戸っ子だ!
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