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以前の記事で、好きな肉の部位を1枚からオーダーできる立ち喰い焼肉店「治郎丸」についてお伝えした。ちょっとずついろいろ食べたいという人に、ぴったりの店である。お店は手間がかかるかもしれないが、お客さんにとっては大変うれしい秀逸なシステムと言えるだろう。

実は最近東京・渋谷に、これと似たシステムを採用している餃子店がオープンした。そのお店「むし焼包大餃子」では、なんと餃子を1個からオーダーできるという! 1皿5~6個で提供している餃子店が多いなかで、1個からオーダーとは画期的ではないだろうか。一体どんなお店なのか、実際に行ってみた!

・駅から徒歩1分

お店は東京・渋谷にある。ハチ公前方面に出て、渋谷センター街に入るとすぐの場所にあるのだ。駅からのアクセスは非常に良い。2014年8月6日にオープンしたばかりの店なので、まだまだ認知されていないようで、19時頃にお店を訪れたのだが、客入りはあまり芳しいとは言えなかった。

・1個単位でオーダー可能

メニューを見ると、餃子のお店としてはかなり変わったオーダー方法が記されていることに気付く。「1個単位、ご自由な組み合わせで、ご注文下さい」と。種類は豊富ではないのだが、それでも1個ずつ頼めるというのは興味深い。肉大餃子・野菜大餃子・焼売の3種から、好きなものを好きなだけ頼むことができるようだ。

・1個ずつ頼むとやはり時間がかかる

それぞれの味を楽しみたかった記者(私)は、まず肉大餃子と野菜大餃子を注文してみることに。それとご飯とスープのセットをオーダーした。オーダーしてすぐに気づいたことがあるのだが、1つずつ丁寧にむし焼きにするので、出来上がるまでに少々時間がかかる。

当たり前のことなのかもしれないのだが、オーダーのロットが小さいために、出来上がるまでに時間がかかってしまうのだ。注文する際はそれを見越して、ある程度の数を頼んだ方が、待たずに済む。

・むし焼きの魅力

さて、7~8分が経過してようやく餃子が来た。見た目は大餃子という割に、そう大きさを感じない。最近私は頻繁に餃子を食べているので、余計に大きさを感じなかったのかもしれない。はたしてむし焼きとは、普通の焼きとどう違うのだろうか? 一口食べてみてその違いがわかった。

・茹でと焼きのいいとこ取り

まずは皮のしっとりとした感触が違う。焼きであればパリッと、茹でであればプリッとしているのが一般的。むし焼きはその両方の良さを兼ね備えているようである。焼き目がしっかりとつけられた面はカリカリとしており、それ以外の面はむっちりと口のなかにまとわり付くような口当たり。

・凝縮された餡から溢れる肉汁

次に餃子の餡は、むし焼きに適したように工夫が施されている。見た目よりもギュッと餡が凝縮されているので、一口噛むと、閉じ込められた肉汁が溢れ出してくる。これは皮に閉じ込められているというよりも、餡に閉じ込められていたものが溢れ出していると言って良いだろう。むし焼きの効果を計算して、餡を形成しているに違いない。野菜大餃子は、干しエビを使用しており、野菜の香味を存分に感じた後に、干しエビの旨みが余韻として口に広がった。これもまたむし焼きによる効果からか、旨みの余韻が長く尾を引いている。

・まるでソーセージのような食感の焼売

そして、もっとも驚いたのは焼売だ。先に挙げた餃子同様に、餡がギュッと凝縮されている。断面を見ると、そのほんのりピンク色をした肉の断面は、まるでソーセージのようだ。そのくらいしっかりと肉が詰まっている。食べてみると、食感はまさにソーセージのそれである。しかもその餡の中から絶え間なく肉汁が溢れ出してくるではないか。俺の知ってる焼売とは次元が違う! これがむし焼きのなせる業か! と驚いた次第である。

その気になれば、餃子1個だけを注文することも可能なのだが、より深くむし焼き餃子の感動を味わいたいのであれば、まとめてオーダーした方が良さそうだ。

・今回訪問したお店の情報

店名:むし焼包大餃子
住所:東京都渋谷区宇田川町23-11 リ・エムビルB1F
営業時間:11:00~22:00

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼1個単位でオーダーできる
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▼オーダーしやすいように定食も用意されている。自分なりのアレンジで頼むのが楽しいかも
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▼開店サービスの豆腐サラダ
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▼肉大餃子と野菜大餃子を1つずつ注文
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▼箸でつまむと、餡がギュッと凝縮されていることがよくわかる
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▼焼売は弾力がハンパない
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▼半割りにすると、肉がソーセージのように詰まっており、とめどなく肉汁が溢れだしてくる
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