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2014年1月にフランスで開催された『パリラーメンウイーク』で、ラーメンと一緒に食べると合う料理として焼鳥と寿司がふるまわれた。主催は一風堂の運営会社で、日本の名店といわれているラーメン屋が集結。フランス人たちに絶品ラーメンを食べてもらい、多くの客が満足しているようだった。事実、かなり美味だった!

・「ラーメンに合う〇〇」をテーマ

イベント主催側は「期間中毎日「ラーメンに合う〇〇」をテーマに、焼き鳥・寿司・アペタイザー・日本酒ご用意しております」と告知し、ラーメンと一緒に食べると美味しい焼鳥と寿司を提供。筆者(私)は「新たな食の提案になるかも!?」と期待していたが、残念ながらそうは感じなかった。

料理のお値段の一例

ラーメン 1杯 10ユーロ(約1400円)
寿司 5カン 25ユーロ(約3500円)
焼鳥 2本 9ユーロ(約1300円)
日本酒 ワイングラス1杯 8ユーロ(約1100円)

・ラーメンは誰が何と言おうと絶品ですよ

焼鳥と寿司と一緒に食べたラーメンは『ちばき屋』のもの。スーッと染み入るダシの旨味をスープで感じさせ、麺でダメ押しの「小麦の旨味」を感じさせる。麺にいっさいの臭みがなく、必要な美味しさだけが残って麺を形成しているかのようだ。何ひとつ余計なものがない、必要なものがすべて濃縮されているラーメンだった。後味がしつこくないのもGOOD!! これなら2杯食べてもまだイケるかもしれない。

・ラーメンと焼鳥

非常に残念である。有名店の焼鳥なだけあって絶品なのだが、ラーメンにはまったく合わない。焼鳥の塩分と甘さが、ラーメンのスープにまったく合わない。いや、合わないどころか下品な味になってしまい、ジャンクフード以下の雑すぎる「薄っぺらい味」に変化してしまう。

ラーメンと焼鳥を一緒に注文する行為は、ラーメンのスープにテーブルにあった醤油や砂糖を入れるようなものである。ラーメンをすすって、酒を飲んで、焼き鳥を食べる。その食べ方で繰り返してみたが、まったく合わなかった。そもそも、ラーメンと同時に注文するべきものではない。

・ラーメンと寿司

有名店の寿司だが、焼鳥以上にラーメンに合わない。なぜならば寿司は「他の味に邪魔されてはならない存在」であり、ラーメンや焼鳥など塩分を多く有する料理とは相性が最悪なのである。それを踏まえたうえでの寿司であれば良いのだが、口にラーメンの味が残っている状態で食べる寿司は明らかにネタのグレードダウンを発生させていた。

試しに、ラーメンと寿司の間に酒を飲んで「塩分の緩衝材」にしてみたが、それでもラーメンの味に慣れてしまった舌が、寿司本来の美味しさを感じる状態に戻ることはなかった。

・そこに「プロの仕事」があるとは思えなかった

イベント主催側は、日本を代表するポピュラーな料理をフランスの人たちに伝えたかったのだろう。その考えとポリシーには敬意を表したい。新たな食の可能性を生みだそうとしていることも素晴らしいと思う。だがツメが甘かった。発想だけで、そこに「プロの仕事」があるとは思えなかった。

・独自にラーメンに合う寿司や焼鳥を開発すべき

本当に「ラーメンに合う〇〇」をフランス人たちに伝えたいのであれば、日本の最良の寿司や焼鳥を出すのではなく、独自にラーメンに合う寿司や焼鳥を開発すべきだったのだ。焼鳥も寿司も、それ単体で食べれば素晴らしい味なのはわかる。しかし「ラーメンに合う〇〇」というのであれば、全体的にみてベストな寿司と焼鳥を出すべきだった。

・客単価を上げるのが目的かも?

せっかくきたお客さんに、ラーメンだけで帰られてはもったいない。あくまで憶測だが、お客さんの平均支払額を底上げするため、「ラーメンに合う〇〇」を提案しているのかもしれない。もしラーメンと寿司がフランスで定着すれば、それが常識となって客が注文するようになる。それが着地点ならば、やはりもっと工夫が必要ではないだろうか。

Report: Kuzo.
Photo:RocketNews24.

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