2014-07-25_213432
哺乳類は母体から子供が生まれる、鳥類や魚類、昆虫類は卵から生まれる。常識だ。ところが、ある家族が海でエイを釣り上げたところ、なんとエイが赤ちゃんを産んだというのだ。

魚類が出産!? 何を言っているがわからねーと思うが……と言いたくなるが、動画を確認すると本当に赤ちゃんを産んでいた。その貴重な映像は「Caught On Camera: Fisherman Helps Stingray Give Birth」で確認できるぞ!

・釣ったエイをさばこうとする → 出産中だった

そのエイを釣り上げたのは、カルバン・コンガーさんだ。彼は父親たちと米フロリダ州のポンセデレオン付近で釣りをしていた。そして釣り上げたエイを魚のエサにするためにさばこうとしたところ……お腹から小さな尻尾が見えていたのである。

・一転、助産師役に!!

そう、このエイはまさに出産しようとしていたのだ!! カルバンさんらは、その場の流れで助産師になってしまった!

仰向けのエイからは、「ヒッ・ヒッ・フー」とラマーズ呼吸法が聞こえてきそうなそうでもなさそうな……。とにかく、ビデオを回しつつ、そのお腹をキュっと押すと……チュルンと赤ちゃんが誕生した。続いてもう一匹! 無事、エイのお母さんは双子を出産したのだった。

・出産の秘密

母子ともに健康でヨカッタ、ヨカッタ。……なのだが! エイって魚の仲間なのにどうして赤ちゃんを産んだの? 実は、一部のエイは卵をメスの体内で孵化させ、母体のなかである程度成長させてから、体外に出すのだ。

これを「卵胎生(らんたいせい)」といい、サメやグッピーも同じように繁殖する。なるほど、そうだったのか!!

その様子が撮影されたのは、すばらしい偶然。貴重な映像と言っていいだろう。なお、カルビンさんらは、当初お母さんエイを魚のエサにする予定だったが、新たに生を受けた双子の赤ちゃんと一緒に海に放されたそうだ。

参照元:YouTubeMetro(英語)
執筆:沢井メグ

▼こちらがその映像だ!