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東京近郊の住人が海外旅行のチケットを買うとき、チケットが「成田発」だと微妙にガックリ来る。成田空港までの移動費・移動時間がバカにならないからだ。

都内から成田空港までリムジンバスで大人片道3100円。京成スカイライナーだと2465円。これがLCCを使った格安旅行だった場合、旅費の3分の1が成田空港への交通費に消えた──なんてことも普通にありえる。

今、これらの不満点を劇的に変える「激安バス」が絶賛運行中。試しに乗ってみたら感動するほど良かった!

・なんと価格は1000円だ!!

ちなみに日暮里〜成田空港を特別料金なしの特急で移動すると所要1時間ちょい、片道1025円で収めることも可能だが、座席に座れるかどうかは運次第。また途中、15駅も停車するので落ち着かない。そこでオススメしたいのが「激安バス」だ。なんと価格は1000円である!

・こんなに安くていいんですか!

東京・成田空港間の激安バスは現在二路線。京成の「東京シャトル」と平和交通の「THEアクセス成田」。所要時間はいずれも約1時間。料金は東京シャトルが片道たったの900円(事前予約価格・当日購入は1000円)! THEアクセス成田は1000円!

安いからといって座れないとか、座席が極端に狭いとか、運転手さんの機嫌がいつも悪いとかは勿論なく、乗り心地は片道3100円のリムジンバスと何も変わらない。むしろバスの年式が新しいぶん、リムジンバスより快適かも。

・飛行機の時間によっては停留所へ行くのが大変かも?

東京シャトル、THEアクセス成田ともに東京駅八重洲口を経由するが、停留所の場所と始発駅は時間帯によって異なるので要確認。私はごみごみした東京駅を外し「銀座駅」から「THEアクセス成田」のバスを目指した。

銀座の停留所は東京メトロ銀座駅「C5」エレベーターの真横。大きな荷物でもこれなら楽チン。ただし、平日早朝に銀座・東京駅を通過する電車はどの路線も大混雑。大きな荷物のある人はラッシュの時間帯を外したほうが良いだろう。

巨大スーツケース持参の私は出発時間を30分ばかり早めたが、それでも車内はかなりの混雑。あと15分遅かったら銀座まで辿りつけなかったかもしれない。

・確実に予約するか、利便性をとるか?

朝8時の早朝便だったが、銀座の停留所には5名が乗車待ちしていた。銀座出発後、東京駅で半数の席が埋まり、そのままノンストップで成田空港へ。

「基本的に予約してね!」がポリシーの東京シャトル。対してTHEアクセス成田は予約必要なし。予約なしで乗れるほうがいかにも便利だが、満員で乗れない可能性も考慮しながら使い分けることをお勧めする。

なお、成田空港の停留所は第一ターミナル1箇所、第二ターミナル2箇所の合計3箇所。両社とも同じ停留所から発着する。

Report : クーロン黒沢
Photo : Rocketnews24.

▼東京メトロ銀座駅のエレベーターが真横にある
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▼表示はかなりわかりやすい
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▼THEアクセス成田:銀座駅のりば
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▼ちゃんと帰っておいで
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▼シートもゆったり
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▼THEアクセス成田のバス
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▼車内はこんな感じ。まったく普通
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▼20分間隔だが、停留所共有の成田では実質10分間隔で運行
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▼こちらは京成の東京シャトル。事前予約すると900円
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