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2014年7月24日、日本サッカー協会の原博実専務理事が記者会見を行い、ハビエル・アギーレ氏が代表監督の就任を承認したと発表。初のメキシコ人、そして日本代表で7人目の外国人監督が誕生した。

名前を聞いたことがない人がほとんどだと思われるが、彼の手腕は一体どれほどのものなのか。今回は彼のことを動画「Patada de AGUIRRE-Mexico vs Panama 1-1 HD(Que Ejemplo..Copa de Oro 9,Julio 09.HD)Faitelson Opina!!」と合わせてご紹介していきたい。

・ハビエル・アギーレ氏とは

1958年12月1日生まれの55歳。1986年のメキシコW杯では、同国の代表選手として出場した経歴がある。監督としてはメキシコ代表を2002年、2010年のW杯と二度指揮をとり、いずれもベスト16という結果を残している。

「堅守速攻」のカウンターサッカーを好み、代表以外で率いたクラブチームでもその手腕は高く評価されてきた。紳士的で熱血指導が持ち味という彼に欠点はなさそうなのだが……。

・アツすぎる一面

動画のように相手選手に蹴りを浴びせ、ブチギレすると手がつけられなくなる一面も持っている。暴言を吐いて退席処分となった経験も一度だけではなく、冷静に戦況を見つめるというタイプではない。

・不可解な采配

日本人と噛み合うか疑問視される性格だが、心配なことがもうひとつ。彼には謎の采配が多いことである。W杯の経験が豊富なことは強みだが、2010年の南アフリカW杯では「キャプテンを毎試合変更する」という不可解な采配も見られた。

また、主力を外してベテランを重用することもしばしばであり、メキシコ国内では彼の采配に猛批判もあった。日本で例えるならば「10番」を背負う香川真司選手をブラジルW杯に招集しなかったようなものだ。

・アギーレJAPANの船出

今のところ賛否両論あるアギーレ氏の就任だが、まずは実際にその采配を見てみないことには実力がわからない。彼がブラジルW杯で未勝利に終わった日本代表の劇薬となる可能性だってある。

ちなみにアギーレ氏は8月10日以降に来日し、契約書にサインすることになっている。正式に契約すると、初采配は9月5日に行なわれるウルグアイとの親善試合になる予定。2018年ロシアW杯に向けたアギーレJAPANの船出に注目したい。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

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