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今では写真といえば、カラーが当たり前。しかもカメラではなく、スマホやケータイでの撮影が主流になっている。あえて、モノクロで撮影するという人もいるかもしれないのだが、その昔は白黒写真が普通であった。そんなモノクロ写真の着色をしたら、どうなるのか?

それを実践するサービスが存在した。「Photo Chopshop」は古いモノクロ作品に着色し、歴史を甦らせることを試みている。数ある作品のなかでも特に興味深いのは、1860~1900年の間に撮影された日本の風景。弓道に励む3人の男性を撮影したものだ。モノクロ写真に色を加えることで、生き生きとした人物の表情をうかがうことができる

・もっとも古いもののひとつ

Photo Chopshopは画像加工ソフト「PhotoShop」を利用して、さまざまなモノクロ写真のカラー化を行っている。Facebookに投稿された作品のなかで、もっとも古いもののひとつが、この弓道風景である。

・息遣いが聞こえてきそう

髷(まげ)を結った3人の男性が、弓をつがえて的を射んとしている姿である。正確な撮影時期や場所は不明、また誰が撮影したものなのかもわからない。元になったモノクロ写真と比較すると、白黒では感じられなかった人物の息遣いが聞こえてきそうである。またその場所を支配していたであろう、張りつめた緊張感さえうかがえる。

・時間の隔たりが短縮されたよう

モノクロ写真を見ると遠い過去のように感じられるのだが、着色することによって、その長い時間の隔たりが短縮されたように感じられるから不思議だ。このほかにも、興味深い画像がFacebookに公開されているので、ぜひともチェックしてみて欲しい。

参照元:Facebook PhotoChopshop(英語)
執筆:佐藤英典

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▼初代のドナルド・マクドナルド。カラーになると怖さ倍増
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▼着色は画像加工ソフト「PhotoShop」で行っているようだ
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