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冷たい麺類が欠かせない季節になってきた。そうめん・そば・うどん・冷やし中華……。おいしいだけでなく、夏バテで食欲がないときでもノドの奥にチュルチュルとすべり込む冷たい麺は、この時期なくてはならない存在だ。

関西で、冷たい麺類とセットで欠かせないのが「缶のめんつゆ」だそうだ。冷蔵庫に常備されていて、そうめんやもりそばは、缶のめんつゆで食べる家庭が多いらしい。一体どんな味なんだ……? というわけでさっそく食べてみたぞ!

・創業100年以上の老舗しょうゆメーカーが製造

製造しているのは、ヤマモリ株式会社だ。明治22年に三重県桑名市で創業した、100年以上の歴史を誇るしょうゆメーカーである。缶のめんつゆは、1984年に発売され、今も根強い人気がある30年選手のロングセラー商品なのだ。

一般的なめんつゆは、そうめん・そば・うどんと兼用できるが、ヤマモリのめんつゆは、「そうめんつゆ」と「そばつゆ」に分かれているのが特徴的だ。老舗らしいこだわりがうかがえる。現地の人が「関西ならあたりまえやで」というその味、試してみようじゃないか……!

・関西のスーパーで売ってる

缶のめんつゆは、関西のスーパーに行けば手に入る。「そうめんつゆ」と「そばつゆ」とも、定価は145円だ。私(筆者)は関西のスーパーで安売りしていたので、両方とも100円くらいで購入できた。

自宅に持ち帰り、冷蔵庫でキンキンに冷やす。そうめんとそばをそれぞれ茹でれば準備万端だ! 1人1本では量が多く、2~3人で使うのがちょうどいいくらいの量である。まずはそうめんから、めんつゆにくぐらせて食べてみると……!

・めっちゃOCやん!

あら、おいしい! すっきりとしたダシが利いており、そうめんの風味を邪魔しない。関西のダシは薄味だというが、確かに濃くはない。ふうわりとしたカツオの香りもお上品だ。これならそうめんを無限にいけそうだ……。メッチャOCやん!

続いてそばつゆ。そうめんつゆと比べて甘めである。ダシの風味、カツオの香りも強い。まろやかでおいしいにはおいしいが、用意したそば自体の風味が弱かったせいか、完全にそばに勝ってしまっている。香りや風味が強いそばの方が合いそうだ。

・おみやげにもオススメ

関東圏では見かけることがない缶のめんつゆだが、初めて食べてみて、長く愛されている理由がわかった。おいしさはもちろん、缶をプシュッと開けるあの音が、涼を運んでくるのだ。ペットボトルタイプもあるが、粋なのは缶の方やで! 少々重いが値段も手頃なので、お土産としてもオススメだ。

参考リンク:ヤマモリ
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼そうめんつゆ。色は薄め。
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▼そばつゆ。色は濃いめ。
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▼そうめんとそばを用意。
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▼そうめん! OCやん!
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▼そば! おいしいけど、風味の強いそばのほうが合いそう。
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▼おみやげにもオススメだ!
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