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以前の記事で、ゆるキャラとして活躍する「ちょうせい豆乳くん」がネットオークションサイトのヤフオク! に出品しているとお伝えした。まるで身売りしているような状況に、ネット上ではちょうせい豆乳くんを心配する声も少なくない。

・お世辞にもキレイと言えない

実はこれは初代の着ぐるみであり、現在ちょうせい豆乳くん自身は2代目を着て活動を行っている。初代は一体どんな状況なのだろうか? オークションが終了する前に実物を見せてもらうにしたぞ! 着ぐるみが保管してある場所に足を運び、実物を見てみると……こ、これは……、野晒しだった布団みたいに年季が入っているではないか。お世辞にもキレイとは言えないのだが……。

・東京・秋葉原に安置

「実物を見てみたい」、その旨をちょうせい豆乳くんのマネージャーに問い合せたところ、マネージャーは快諾。早速初代の着ぐるみが安置、じゃなかった保管されている東京・秋葉原に向かった。指定された場所は、某所にある喫茶店。こんなところにちょうせい豆乳くんの抜け殻、じゃなかった着ぐるみが安置されているとは……。

・ちょうせい豆乳くんの抜け殻

指定された場所に着くと、マネージャーが快く迎えてくれた。記者(私)はてっきり、「抜け殻になったちょうせい豆乳くんをお見せすることはできません!」と言われるかと思ったのだが、マネージャーは拒むことなく、大歓迎してくれ、抜け殻を見せてくれたのである。抜け殻じゃかなった、ちょうせい豆乳くんの残骸だ。

・年季が入りすぎてる……

さて、実物を見てみたところ……驚いた。ところ狭しと有名ゆるキャラや有名人のサインが書かれているではないか。これを見ただけで、ちょうせい豆乳くんの人柄(キャラ柄?)がうかがえるようである。しかしそれにも増して驚いたのは、年季が入りすぎていることだ。水垢のようなものがつき、完全に色あせている。

・野晒しの布団

あえて、一言でたとえるとしたら、「野晒しの布団」だ。私が幼少の頃に、空き地で見た野晒しの布団だ。なぜこんなところに布団が落ちているのか。この空地に誰か住んでいるのか? そう思わずにはいられなかった。

・活動の証

初代ちょうせい豆乳くんの残骸は、まさに空地に転がっていてもおかしくない風合いをしている。だが、裏を返すと、それだけ地道な活動を続けてきた証。雨が降ろうが槍が降ろうが、応援してくれる子どもたちために、駆け付けた活動の記録なのである。それが水垢として、色あせとして、刻まれているのだ。

・ファブリーズで臭くない

初代ちょうせい豆乳くんは、その勲章を引っさげたまま、オークションに出品されているのである。何という誇り高い存在であろうか。マネージャーの話では、形状の問題で洗濯できなかったそうなのだが、それでもファブリーズをこまめにやっていたそうで、臭くない。だからと言っていい匂いがする訳ではないが、とにかく臭くない。それだけでも救いだ。

ちなみに今回のオークションの収益は、全額東日本大震災の復興支援のために寄付するそうである。なお、現在価格(2014年7月18日19時)は28万円を超えている。この誇り高き残骸が欲しいという方は、オークションをチェックして頂きたい。

参考リンク:ヤフオク!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼東京・秋葉原のとある喫茶店。ここに初代ちょうせい豆乳くんが安置されている
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▼迎えてくれたのはマネージャーのあべさん。ちょうせい豆乳くんはこの奥にいるという
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▼おお! ちょうせい豆乳くん! 2代目はさすがにキレイだ。だが、その隣の色あせがヒドイのは、まさか初代!?
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▼身体中に有名ゆるキャラ、有名人のサイン
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▼そのサインが霞むくらい、色あせている……
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▼それにしても2代目はキレイだなあ
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▼念のため、初代抜け殻と記念撮影
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