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世界の機内食を紹介する『世界の機内食』シリーズ。今回は、成田空港からシカゴ・オヘア国際空港まで飛行している全日空(ANA)エコノミークラスの機内食を画像とともに取り上げよう。

・2回出る機内食

まず、ANAで成田からシカゴまで行くと、機内食が2回分出る。メニューは時期によって異なるが、2014年6月上旬に渡航した際は、最初の機内食は、「しらすご飯」と「チキンハーブソテー」から選択可能で、2回目の機内食では、「鮭ご飯」と「オムレツ」から選べた。

今回は、1回目を「しらすご飯」と2回目を「鮭ご飯」という完全和食志向でオーダーしてみたぞ。

・安定の味、しらすご飯

しらすご飯のメニューは、メインの他に、ソバ、冷や奴、小鉢、味噌汁など。しらすご飯は、熱々ご飯の上に、しらすだけでなく、鶏の唐揚げ、焼き魚、煮しめなどが乗っている。彩り鮮やかで、ニンジンやインゲンなどの野菜も摂れるのがいい。

対照的にソバは、キンキン。日本で食べられるソバよりも冷えていた印象だ。口に運ぶと、若干柔らかめだが、風味はしっかり感じられる。ややボリュームが物足りないと思ったものの、味自体には文句なし。その他も冷や奴と小鉢など、全体的にあっさりテイストなのがうれしい!

ちなみに、食後にはハーゲンダッツが付いてきたぞ!!

・鮭ご飯

一方、鮭ご飯の方のメニューはと言うと、メインに加えて、カットフルーツ、ヨーグルト、ロールパン。鮭ご飯はしらすご飯と同様、ご飯の上に鮭の他、錦糸卵や煮しめなどが乗っている。鮭とご飯が少しパサパサすぎるようにも思われたが、全体的に不満が残るような味ではない。

ただ、鮭ご飯とロールパンが一緒に出てくるのが、「?」となってしまった。炭水化物の割合が多いような……。

ちなみに、このメニューの中で一番うれしかったのは、カットフルーツとヨーグルト。というのも、2回目の機内食が出る頃には、そろそろ長いフライトに疲れ始めてきた頃。そのタイミングで出されたフルーツとヨーグルトは、日本で食べるよりも体に染み渡った。

「しらすご飯」、「鮭ご飯」ともに、決して高級感のある味ではなかったが、これから海外へ向かう人にとっては、うれしいメニュー。「日本の料理をしばらく食べられないから、最後に食べておこう」という気持ちを満たすのに、十分なクオリティであった。

区間 成田空港(日本)→ シカゴ・オヘア国際空港(アメリカ)
会社 全日空(ANA)

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼しらすご飯はこちら
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▼メインのしらすご飯
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▼食後に出たハーゲンダッツ
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▼鮭ご飯のメニュー
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▼メインの鮭ご飯
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▼疲れている時にうれしいカットフルーツ
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