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ここ数日、大気の不安定な状態が続いている。日中、グングン気温が上昇したと思ったら、夕方にゲリラ豪雨に見舞われ、ムシムシとまとわりつくような湿気に悩まされる。梅雨が明けきるまでは、このような天候が続きそうである。

そんな日には、辛いモンでも食って暑さも湿気も吹き飛ばしてやりたくなるものだ。無類の辛いモン好きに、ぜひともおすすめしたい一品がある。それが名代富士そばの「パキスタン風激辛カレーそば」だ。あの富士そばがパキスタン? と思われるかもしれないが、これがかなり本格的でマジで辛い! あまりの辛さに暑さも湿気も忘れるくらいだぞ!!

・7月から販売開始

この商品は、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」で紹介されたそうだ。イスラム教徒向けのハラール商品の特集で取り上げられたのだとか。実際これはハラール商品ではない。だが、他国の文化を取り入れた商品として、7月から販売を開始することになったそうである。

・「辛いのにウマい」がわからない記者が食べてみた

池袋の店舗に足を運ぶと、「7月発売予定」となっていたのだが、6月30日にはすでにオーダーをすることができた。余談だが、記者は辛いモンがあまり得意ではない。その気になれば、気絶するほど辛いモンにもチャレンジすることはできるのだが、好んで食べようとは思わない。そもそも「辛いのにウマい!」というものに出会った覚えがないのだ。

・手加減なしか!?

はたして今回はいかがなものか? という訳で激辛カレーそばとご対面。まずは見た目、そこまで辛そうには見えないのだが、かすかに匂う香辛料に辛さが漂っている。以前、ハバネロをダイレクトに口に含んだことがあるのだが、あのとき嗅いだ匂いをかすかに感じた。これはマジ辛じゃねえの? 富士そば手加減なしか!?

・パキスタンカレー粉の時間差攻撃

そして一口、そばをすする。すると、あれ? 辛くない? 辛くなくね? なんだ良かった、平気じゃないか……、と思ったのもつかの間で、あとから辛みが来やがった。辛いッ! 軽くジャブをもらったと思ったら、それがジワリジワリときいてくるのである。口腔内のチクリチクリと刺激して、気が付けば喉の奥がヒリヒリと焼けるようにアツい。パキスタンから取り寄せた特別なカレー粉を使用しているそうだ。これが時間差攻撃を仕掛けているような気がする。

・ツンデレ型激辛カレー

うわ、これはキツイのか? と思ったら、その余韻が短く。辛みから遅れてカレー本来の美味しさが口のなかに広がっていく。あれ? ウマい。何このツンデレな感じのカレーは。何だよ、結構カワイイところあるじゃないか。試すようなマネすんなって(照笑)。と言う訳で、強烈なファーストインパクトはあったものの、後を引くような辛さではなかったため、かなりあっさり食べ切ることができたのである。

ちなみにこの商品は、東京・池袋店と大塚店のみの販売とのこと。またカレー粉がなくなり次第終了とのことなので、食べてみたいという人はお早めに!

・今回紹介した店舗の詳細

店名: 名代 富士そば 池袋店
住所: 東京都豊島区東池袋1-8-7 東靖ビル
営業時間: 24時間

Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24

▼7月から販売開始の「パキスタン風激辛カレーそば」。6月末にはすでに注文できた
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▼そこまで辛そうには見えないのだが……
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▼なめてかかると、遅れてくる辛みにやられるぞ!
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