threepoint

野球でミスは起こりうるが、ひとつのミスからズルズルいってしまうのが怖いところ。時に目も当てられないほどの光景があり、2014年6月22日に行なわれたロッキーズ vs ブルワーズの試合で起きたワンシーンもまさにそうであった。

その様子は YouTube にアップされた動画「Brewers clear the bases on a wild pitch」で確認できるが、あえて至極簡単に、箇条書きで何が起きたのかを説明するのであれば次の通りになる。

01:場面は3回表ブルワーズの攻撃で2アウト満塁
02:ワイルドピッチから捕手が後ろへ逸らす
03:ボールが転々とする間に1点
04:失点を防ごうと焦った送球が逸れる
05:二塁ランナーもホームイン
06:落胆するロッキーズの選手たち
07:ひっそりと一塁ランナーも三塁を回る
08:気づかれていないとわかると猛ダッシュ
09:投手が気づいてタッチをしようとする
10:間に合わず3点目がブルワーズに入る

……といった流れでひとつのミスが尾を引き、満塁から走者一掃のタイムリーエラーになってしまったのだ。確かにミスもヒドいのだが、一方でブルワーズのチーム一丸となった走塁も見逃せない。

これはチームに「常に次の塁を狙う」という気持ちが浸透していないとできないプレー。さすがはナショナル・リーグ中地区で首位を快走しているチームという一連の内容であった。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし