子育てにおいて親が一番心配するのは、思春期に子供が非行に走ることではないだろうか。思春期に道を踏み外すと軌道修正が難しいため、親が最も神経質になる時期である。そこで「両親が厳格過ぎると子供は非行に走りがち」との研究結果が発表されたので、親御さん達のために紹介したい。

・欧州6カ国で大々的にアンケート調査を実施

親の教育方針が子供に与える影響を研究したのは、ヨーロッパ研究学会のアマドー・カラファット博士率いる研究チームだ。欧州6カ国11~19歳の学生8000人を対象にアンケート調査を行い、子供達が「親からどのような教育を受けているか」といった質問に答えた。

・親が厳格過ぎると逆効果

その結果、明確な規則を設けず、やたらと厳格で愛情表現の少ない親元で育った子供は、薬物や飲酒に走りやすい傾向があることが判明した。しかし逆に、親が子供を溺愛し過ぎて甘やかしてしまった場合も、子供が飲酒や大麻・タバコの喫煙をし始める割合が高かったのだ。なかでもイギリスとスペインは、最も青少年の薬物乱用率が高いとの結果が出た。

・真面目な子供の親の教育方針は!?

そして、最も問題が少ない子供の親は筋が通っていて、明確な規則を決めてはいるが高圧的な態度を取らないとのこと。また状況により、子供への接し方を変えることも必要だという。学業成績に関しては口うるさく言わず、子供の自尊心を高めるためにできるだけ誉め、薬物や飲酒を始めないように子供と良い関係を築くことが鍵となる。

・厳しさと甘さのバランスが大切

親が独裁的でも放任主義でも、子供は非行に走りがちになってしまう。“絶対これだけは守る” というルールを定め、厳しさと甘さのバランスを保つことが、非行を防ぐ最も有効な子育てだそうだ。研究チームは、子供が10歳になるまではしつけると同時にたっぷり愛情を注ぎ、15~16歳は指導を強化するようアドバイスしている。

子供のためを思うと、つい親は厳しくしてしまいがちだが、やはり度が過ぎるのは良くないようだ。アメとムチを上手に使い分け、子供を信用して信頼関係を築くことも大事なのでないだろうか。

参照元:Mail Online(英語)
執筆:Nekolas
Photo:RocketNews24.