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2014年6月20日、日本代表はギリシャとグループステージ2戦目で対戦する。共に初戦を落とし、崖っぷちに立たされた両者の戦い……。運命の分かれ道で敗北することはグループステージで大会を去ることにも繋がる重要な試合だ。

コートジボワール戦では日本のストロングポイントである左サイドを封じられ、そこから失点を許しただけにギリシャも同様の作戦で挑んでくることだろう。ということで今回は、ギリシャの右サイド・サルピンギディス選手を動画「PAOK 12/2013 Dimitris Salpingidis Goals & Skills」と共にご紹介したい。

・サルピンギディス選手とは

1981年8月18日生まれの32歳。ギリシャリーグの強豪・PAOKテッサロニキに所属しており、ギリシャ代表には2005年から招集されている。W杯は2010年南アフリカ大会に続く2大会連続出場だ。

・プレースタイル

同国の選手といえば長身で屈強なイメージがあるかもしれないが、サルピンギディス選手は172センチと小柄。しかし、動画で確認できるようにキレのあるドリブルを得意としているぞ。

自分で仕掛けることができる上にゴールへの嗅覚も兼ね備えているという万能型。さらには運動量が豊富であり、「堅守速攻」と例えられることが多いギリシャが得意とするカウンターの要となっている選手だ。

・大一番に強い

ちなみにギリシャ代表のW杯における初ゴールを決めたのはサルピンギディス選手であり、2010年南アフリカ大会欧州予選で本大会出場をたぐり寄せたのは彼のゴールであった。ここぞという大一番に強く、しっかり得点できる怖い存在でもある。

コートジボワール選手たちの身体能力を生かしたプレーとは異なるが、サルピンギディス選手も警戒が必要。第2戦まで時間はないが、日本代表の左サイドがどこまで立て直せているのか、そしてギリシャの右サイドとどういった戦いをするのか注目したい。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし