かつては人間を恐怖に陥れる存在だった「ヴァンパイア」こと吸血鬼。しかし、映画『トワイライト』などがヒットして以来、多くの人がその架空の存在に憧れを抱くようになった。

そんな中、「ヴァンパイアは実在する」と主張し、実態を解明すべく本格的な調査に乗り出したイギリス人学者が話題を集めている。なんでも「イギリスには1万5000人ものヴァンパイアが存在している」というのだ……。

・ヴァンパイアに対する初の学術調査

この度、ヴァンパイアの調査を開始した英グレンデュラ大学のエミール・ウィリアムズ博士。これまで様々な人がヴァンパイアを調査してきたが、本格的な学術調査を行うのは彼が初めてだという。

・イギリスには約1万5000人のヴァンパイアが存在する

ヴァンパイアは架空の存在などではなく、独自の規律を守りながらこの世の中で生活しているのだと、ウィリアムズ博士は主張する。

彼いわく、「彼らは世界中に存在しています。一説によれば、イギリスだけでも1万〜1万5000人のヴァンパイアが生活しており、彼らに血液を供給するドナーもおよそ3万人いると言われています。彼らは自分たちの規律を守りながら生活しており、定期的な会合が世界中で開かれたりもしています」とのことだ。

・ヴァンパイアの種類

ウィリアムズ博士によれば、ヴァンパイアは「人間の血を吸うタイプ」と「人間のエネルギーを吸収するタイプ」の2種類に分かれているという。

「吸血タイプ」のヴァンパイアは、誰彼かまわず血を吸うわけではなく、“血を飲んでもいい人” が決まっているのだとか。そのため、彼らに血液を提供する人々もいるようだ。血液を取る体の部位も限定されており、必要以上に採血することは禁じられているという。

・今後どのように調査を進めていくのか?

博士はこの調査を通して、ヴァンパイアのコミュニティのあり方や価値観、プライド、信仰などを知りたいと思っているとのこと。多くの本物のヴァンパイアに接触しながら、調査を進めていく予定だという。また、アンケートを通じた調査協力をヴァンパイア自身たちに呼びかけているらしい。

ヴァンパイアたちが公に姿を現すことは滅多になく、接触の難しさは彼も覚悟しているという。しかし、調査を続けていけば、ヴァンパイアの方も彼に興味を持ってくれると信じているようだ。

・ヴァンパイア調査への情熱

さらに博士は「私は彼らに対して、単なるゴシック文化にかぶれた狂人や悪人、危険人物だというレッテルを貼りたくありません。誰だってそれぞれの信仰を持って生きており、彼らにとってはそれが “ヴァンパイアとして生きる” ということなのです」とも語っている。

ヴァンパイアは架空の存在ではないと強く信じるウィリアムズ博士の調査は、まだ始まったばかりだ。もしあなたが本物のヴァンパイアだったら、アンケートに回答してみてはどうだろうか? ただし、いたずらは厳禁。まじめな回答だけを送ってほしい。

参照元:SurveyMonkey(アンケート)Wrexham.comThe Telegraph(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.