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怪物だ……。2014年6月4日に行なわれた日本ハム vs 広島の試合で先発した日本ハム・大谷翔平投手を見てそう思った人も多いだろう。それもそのはず、なんと球速「160キロ」を計測したからだ。

プロの中でも選ばれた投手しか到達できない領域に弱冠19歳の若者が到達した瞬間を見逃した人は必見! その様子は動画「【プロ野球パ】大谷160キロ!マエケン打ち崩し日本ハム勝利 2014/06/04 F6-2C」で確認することができるぞ!

・初回にいきなり記録

大谷投手が160キロの球速を記録したのは1回表。広島の3番・丸選手に2ボール2ストライクからの投じた5球目だ。193センチの長身から放たれた一球は抜群のノビを見せ、捕手のミットに吸い込まれた。

電光掲示板に「160キロ」が表示されるとスタンドはどよめき、これには相手先発の前田健太投手も思わず苦笑い。しかし大谷投手は至って涼しい表情で、チラリと球速を確認するとベンチへ戻っていった。

・規格外の19歳

19歳で160キロを計測、ましてや打者との二刀流もこなしているに完全に規格外なのだが、大谷投手が周囲の度肝を抜いたのはそれだけではない。この試合で大谷投手は球速150キロ台のストレートを連発し、10三振を奪う快投。

5回裏、本塁へスライディングした際に右足首を痛めて途中交代したものの、広島打線を1失点に抑え、広島のエース・前田健太投手に負けない堂々のピッチングを披露したのであった。

・大谷投手が160キロを計測したことに対するネットユーザーの反応

「大谷くん是非!投手で」
「大谷翔平君は化け物なのかな…笑」
「投手一本でやって欲しいなあ。」
「大谷くんスゴいなぁぁ 野手がいいのか投手がいいのか」
「うおw 大谷ついに160キロ出したのかww やっぱやべえ奴は・・・・」
「大谷くん凄すぎてもうわけ分かんなくなってきてるな(笑)」
「大谷の二刀流が想像以上に機能してるな。。。恐ろしい」
「大谷エグいなー!! 本気でどっちに絞ればええか分からへんわ! もうこのまま二刀流でええかもな!(笑)」

などなど、まだまだ成長の過程の19歳がプロの世界で二刀流をこなせてしまう才能に驚く声が多数。いまだに二刀流で議論される彼の才能だが、今回の投球でもっと「投手」で見てみたいというコメントが多く見られたぞ。

ちなみに日本最速は2008年にクルーン投手が記録した162キロ。続いて由規投手の161キロ。大谷投手とタイの160キロは林昌勇投手、マシソン投手がいる。大谷投手自身は高3夏の岩手大会で160キロを記録しているがプロでは初となった。

チームの援護もあり、勝利投手となった大谷投手の成績はこれで5勝1敗。以前「誰もやったことがないようなことをやりたい」と語っていた大谷投手だが、まずはパ・リーグ歴代最速記録に名を刻んだ。プロ野球の歴史を根本から覆してしまうかもしれない彼の成長がこれからも楽しみである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼160キロのボールは0:14〜

▼素晴らしいストレートだ!

▼打者としての大谷選手

▼こちらはクルーン投手の162キロ

▼由規投手が記録した161キロ

▼マシソン投手の160キロ(0:33〜)

▼初回・丸選手に投げ込んだストレートが……
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▼160キロを記録!
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▼大谷投手は至って涼しい顔
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