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海外旅行したことがある人であれば、一度は必ず思っていることがあるはず。旅行ガイド『地球の歩き方』がズシリと重い! 早く電子版を出せはいいのに!! と。わざわざ自前でスキャナーを利用して電子書籍化しているという人もいるかもしれない。

が! ようやく出た! やっと、やっと出たぞ! 「歩き方」の電子書籍版がやっと登場したぞ~ッ! やっとこれで、重たいあの本をカバンに入れる必要がなくなった。移動のたびにページを破って持ち歩く必要がなくなったぞ~ッ! やった~ッ!!

・何か事情があったに違いない

同誌のサイトには、得意顔のイラストとともに次のように書かれている。

「『地球の歩き方』ガイドブックを電子書籍にしました」(『地球の歩き方』HPより引用)

──遅い! もっと早く出すべきではなかったのか、今さらいばるな! ……と言いたいところだが、何か事情があったに違いない。過ぎた日のことは忘れてあげよう。

・分冊版も購入可

電子化の第一弾はフランス。しかも12冊の分冊版もあり、必要な地域に応じて購入することができる。これはありがたい配慮だ。書籍と同じように扱えるのは嬉しい。早速実際に購入してみた。取り扱っているウェブ書店は以下の通りだ。

・販売しているウェブ書店

Amazon Kindleストア
Rakuten kobo
honto
紀伊國屋書店 BookWeb
Google Play ブックス
BookLive!
GALAPAGOS STORE
ReaderStore
eBookJapan
Digital e-hon
boocross
dブック
7net shopping

・購入前にサンプルで確認すべし

記者(私)はAndroid端末で購入してみたのだが、専用アプリ「Google Play ブックス」を使用しないといけないので、アプリをダウンロードしようとしたところ、なぜかエラーになってしまった。おそらく記者の端末「L‐06D JOJO」に問題がありそうなので、面倒臭いからアッサリ断念。

もしも自分の端末で利用できるかどうか気になる場合は、購入する前にサンプル版で確認したほうがよいだろう。

・iBooksでも取扱い

仕方がないので、iPhone5S で購入してみることにした。iOS端末の場合は「iBooks」で購入することになる。iBooks版の場合は、フランス版全編だけ2014年6月29日からの販売開始となっており、現在予約注文を受け付けている。それ以外の12冊の分冊版はすでに購入が可能だ。

・iPhoneでは読むのが辛い

購入して iPhone5S で閲覧してみると……めちゃくちゃ読みにくい。読みにくいという点に関しては、ブックの説明にもタブレットなどの大きなディスプレイに適していると記されているので、iPhoneで利用を考えている場合は、覚悟しておいた方がいい。判読するのに苦労する。

・iPadだと最高!!

そこで iPad にインストールしてみると、めちゃくちゃ読みやすかった。やはり旅行ガイドはタブレットで持ち歩くに限る。このためだけにタブレットを購入するのもアリなのではないかと思ってしまうくらいだ。

・価格にも注意

なお価格は各社で異なるので注意していただきたい。「Google Play ブックス」、「Amazon Kindleストア」はフランス全編が1530円であったのに対し、「Rakuten kobo」は1700円、「iBooks」は1800円となっている。利用端末と価格、両方の面で購入を検討した方がよいだろう。今後発売される他の国・地域のものも楽しみである。

参照元: 地球の歩き方
執筆: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24

▼Google Play ブックスでも
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▼iBooksでも取り扱い開始
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▼iPhoneの場合は、結構読むのが辛い
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▼iPadだと快適!
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▼あの重い書籍がこのなかに収まっていると思うと心強い
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