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ヒントを頼りに、あらかじめ隠された物を探し当てる「宝探しゲーム」。それがただのスーパーボールだったとしても、知恵を絞った末に見つけた物なら “本物の宝物” を発見したくらい興奮するものだ。

そんな宝探しゲームが、いま米サンフランシスコで大きな話題になっている。ただし、単なる「宝探し」ではない。Twitter にアップされた写真とヒントでお宝の場所を探すのだが……誰が隠しているのかは謎で、しかもお宝は……「お金」なのだ!

・謎のTwitterユーザーからのツイートでゲーム開始!

Twitterユーザー「@Hidden Cash」から、隠し場所の写真とヒントが書かれたツイートがアップされると同時にゲームは始まる。お金は封筒に入れられ、サンフランシスコ市内のベンチや階段、トイレなどの公共の場に隠されている。

ツイートを見たフォロワーは、隠し場所を推測し、「ここだ!」と思ったら現場に直行。まだ誰にも先を越されていなければ、そのお金をゲットできるのである。

たとえば、ある時は「“Sightglass Coffee” でコーヒーはいかがかな? 見つけたら25人くらいにならおごれるよ。ドアの隣にある、使われていない電話ボックスを見てみよう」というツイートと、コーヒーショップを背景に撮られた100ドル札の写真がアップされた。

・サンフランシスコ住民の反応

開始から1週間も経たないうちに、Twitterユーザー「@Hidden Cash」のフォロワーはすでに10万人越え。“お宝” を見つけた人々からは、「ありがとう」「嬉しい」など、笑顔の写真と共に報告ツイートが返されており、多くの人が宝探しを楽しんでいるようだ。

・一体、誰が何のために?

ジワジワと話題を集めているこの “宝探し” だが、主催者である「@Hidden Cash」の正体は霧に包まれたまま。本名どころか性別・年齢など一切公表されていないのである。

しかし一連の宝探しは、単純なお遊びとしではなく “社会プロジェクト” として行われていると、Hidden Cash氏は複数のメディアに語っている。全米で最も貧富の格差が激しい街として知られるサンフランシスコ。その社会格差をなんとかしたいという思いから、今回のプロジェクトを始めたのだそう。

・「これは私なりの恩返しなんです」

またHidden Cash氏は、「これまで私は、不動産でものすごい額のお金を稼いできました。しかし、私の周りの人々は高級住宅地に家なんて買えない人ばかり。そんな状況はおかしいと考えているうちに、今回のアイディアが生まれました。一風変わった楽しい方法で、お金を寄付することにしたんです。これは私なりの恩返しなんです」とも語っている。

・最終的に全国規模で展開したい

2014年5月22日の夜に人知れず始まったプロジェクトだが、いつまで続けられるかは未定だという。またサンフランシスコだけではなく、ロサンゼルスやニューヨークなど、徐々に活動範囲を広げて最終的には全国規模で展開したいとのこと。

ちなみに、人事ながらお金が続くのか気になるところだが、Hidden Cash氏は「1日に1000ドル(約10万円)くらいのお金を隠しても、経済的には大した痛手にはならない」と語っている。

日本でも「タイガーマスク運動」と呼ばれるような匿名の寄付活動が行われているが、ゲームと一体化した寄付は珍しく、とても面白いものだ。もしも近日中にサンフランシスコに行く人がいたら、参加してみてはいかがだろうか?

参照元:Twitter @HiddenCashHuffPostthe Bold Italic(英語)
執筆:小千谷サチ

▼ヒントツイート「アイスクリーム、ユースクリーム、お宝見つけたらもっと叫ぶかも」(後ろに見えるのは、有名なアイスクリーム店)

▼ヒントツイート「今隠したよ。この下を探してみよう!」

▼上記のお宝発見者からの報告ツイート

▼ヒントツイート「午前0時5分過ぎ。シティーホールの階段に50ドル」

▼発見者からの報告ツイート「すごーい。ありがとう。一部は寄付するよ。」

▼発見者からの報告ツイート「ありがとう。いい1日になりそう!」

▼発見者からの報告ツイート「本屋で見つけたよ! ありがとう」

▼発見者からの報告ツイート「近所に隠してくれてありがとう」

▼参加者からの報告ツイート

▼ヒントツイート「人生はビーチ…… 砂で遊んでるところ」

▼上記のお金の発見者からの報告ツイート「ありがとう! ビーチにいた他の人とシェアしたよ」