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『春咲小紅』や『クリームシチュー』などの名曲で知られる、女性ベテランシンガーソングライターの矢野顕子 さん。矢野さんの曲には多くの食べ物が登場することはファンのあいだでは有名なことだが、矢野さんの歌で「聴くと絶対ラーメンを食べたくなる」伝説の曲がある。

曲名はラーメンたべたい。あまりに直球すぎる名前でビビってしまうが、曲の内容もほとんどがラーメンを食べるシーンという徹底ぶり。さらに矢野顕子ファンのなかでは、曲中で矢野さんが食べていたであろう「矢野顕子ラーメン」を再現し、食べる人もいるというのだから驚きだ。

・矢野顕子ラーメンとは

な、なんだってー! 記者(私)も矢野顕子さんのファンだが、矢野顕子ラーメンを再現している人がいるなんて知らなかった! ぜひともその矢野顕子ラーメンを食べてみたくなったので、とある矢野顕子さんの熱狂的なファンに「矢野顕子ラーメン」のレシピを聞いてみた。気になるレシピと食材セレクトの理由は内容は以下のとおりだ。

【熱狂的ファンが再現した「矢野顕子ラーメン」のレシピ】

■ 材料
生の醤油ラーメン:1袋
理由:ラーメンたべたい が発表された1984年は豚骨ラーメンの一大ブームだが、矢野さんは東京都生まれ青森育ち。コッテリラーメンよりあっさりの醤油ラーメンが好きな可能性大。さらに「ばあちゃんも連れて来る」という詞もあるので、あまり脂っこいラーメンではないと推測できる。

いりこだし:適量

理由:矢野さんが幼少期を過ごした青森県では、いりこだしのラーメンがメジャー。そのため、普通の醤油ラーメンにいりこだしを入れて魚介風味をプラスする

ねぎ:細ければ3本、太ければ1本半

理由:曲中でねぎを山盛り入れる描写があるため さらに「チャーシューいらない」「なるともいらない」と言っているため、店主が気を使ってねぎだけはハンパじゃなく山盛りにするサービスをしているはず。

チューブにんにく:大さじ5杯

理由:曲中でにんにくを山盛り入れる描写があるため。さらに「責任持って食べる」という詞もあり、普通では考えられないぐらいチャレンジングな量のにんにくを入れていると思われる。

■ 作り方

生の醤油ラーメンを袋に書いてあるとおりに作り、いりこだしを入れる。スープは曲で「熱いの食べたい」と言っているので、アツアツなのが重要。ぬるいのは論外。できたら上からねぎとにんにくをガッツリのせ完成。

・食べてみた

なんだか物凄い作り方と材料だが、実際に「矢野顕子ラーメン」を作って食べてみるとッ……!!! う、うめええええええええええええええええええっ!!! 確実に食べた翌日ぐらいまで人に会えなくなるぐらいニンニク臭がスゴいが、チューブにんにくがスープにとろみを付け、麺とねぎがよく絡むつなぎの役割をしてくれる。

そしてネギの鮮烈な風味を、しっかりした味の醤油ラーメンと いりこだし が包み込み、お口のなかで春先小紅が奏でられてしまうぐらい激ウマ! ぜひ人に会う予定が数日無いときに、責任もって食べて欲しい美味しさであった。ぜひ『ラーメンたべたい』を聞きながら、矢野顕子ラーメンにチャレンジしてみてくれ! 味は保証するぞ!

参考リンク:Youtube
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.

▼まずは曲を聴いてみよう。きっとラーメンたべたくなるはずだ。

▼材料はこれだけ
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▼責任もって食べよう
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