春を過ぎたころに流行るという「5月病」。新しい環境に対する不安感や焦燥感を表した言葉だが、誰だって同じような気持ちを多かれ少なかれ抱いているのではないだろうか?

そこで今回紹介したいのが、海外サイト「Mind zette」に掲載された『人とうまく付き合う19のコツ』だ。人付き合いが苦手な人でも、ちょっとした心がけで状況が改善することもある。参考にしてみよう!

1. 目を見て微笑もう

初対面の人に自己紹介する時は、相手の目を見てにっこり微笑もう。慣れないうちは難しいし、相手もちょっと戸惑うかもしれないが、悪い気はしないはずだ。

2. 下半身・足元に注目しよう

人と話をしている時に、相手が本当に自分の話を聞いているのかを確認したければ、相手の下半身の向きに注目しよう。顔と上半身だけがこちらに向けられていて、下半身はデスクを向いたままなら、相手は会話を終了させたがっているサインだ。

他にも、途中から立ち話に参加する時なども相手の足元を見てみよう。足元がこちらに向けられていない場合は、会話に参加してもらいたくないということ。あまり長居はしないようにしよう。

3. 頼みごとは『小さい → 大きい』順番で

他人に何かを頼む時は、まず小さな頼みごとをしてから大きな頼みごとをしよう。そうすれば、相手が大きな頼みごとを聞いてくれやすい。

4. 頼みごとをする時は、最初に無茶ぶりをする

他人に頼みごとをする時は、まず本当にお願いしたいことよりも、難しいお願いをしてみよう。相手が「出来ない」と返事をしたら、そこで本来の頼みごとをお願いするのだ。相手は一度頼みを断っているので、引き受けてくれる確率が上がる。

5. あいまいな返事は無言で待つ

質問をしても、相手から中途半端な回答しか返ってこない。そんな時は黙って待って、目で返事を促してみよう。場の空気に耐えられなくなった相手は、ちゃんとした答えを返してくれるはず。

6. 緊張したら何か食べよう

人前でのスピーチの待ち時間など、緊張した時は何か食べよう。緊張を強いられる場面で何かを食べると、脳は「何か食べてるんだから、今は危険な場面ではない」と勘違いし、気持ちが落ち着くのだという。

7. 発言内容よりも気持ち

人は、“他人から言われた内容よりも、言われてどんな気持ちになったか” を強く覚えている。「自分の発言で相手がどんな気持ちになるのか」を意識しながら発言しよう。

8. “面接官は旧知の友” と思い込む

面接を受ける際は、「面接官は前から知っている人。会えるのが楽しみだ」と思うようにしてみよう。失礼な態度にならない程度にリラックスして、そして笑顔を忘れないように。

9. 前向きな姿勢で

前向きで、何事も楽しんでいる姿勢を周りに見せてみよう。最初は周囲の人も戸惑うかもしれないけれど、次第に同じような態度で接してくれるようになるだろう。

10. 怒られても冷静に

相手が怒っている時こそ、冷静な態度を保とう。落ち着き払った態度に相手はもっと怒るかもしれない。しかし時間が経てば、我を失って怒った自分を恥じるようになるはずだ。

11. 温かい手

握手した手が温かかった相手には、好印象を持ちやすいという。

12. 相手のセルフイメージを尊重する

人は誰でもセルフイメージを持っており、壊さないように必死に守っている。他人のセルフイメージを攻撃すれば、相手を怒らせたり、傷つけたりしやすいので気をつけよう。

13. 初デートは心拍数のあがる場所に

初デートでは、ジェットコースターやホラー映画など、心拍数のあがる場所をルートに入れよう。興奮することで、相手は “自分はこの人と一緒にいるからドキドキするんだ” と勘違いしてくれる。

14. 「自分は嫌われていない」と言い聞かせる

「自分は皆から嫌われているんじゃ……」と思ってしまう人もいるかもしれないが、その気持ちはできる限り忘れよう。自分に自信を持つためには、皆に嫌われていないと思い込むことが大切。

15. ストレスをチャンスにする

ストレスを感じた時に呼吸数や心拍数が上昇するが、これは勇気ある行動を起こす時も同じだという。そこで、ストレスを感じたらすぐに気持ちを切り替えて、勇気ある行動をとってみよう。体もすぐに順応しやすいので、気持ちも切り替えやすい。ストレスを感じる機会は、勇気を奮い起こす機会でもあるのだ。

16. 初対面の人の名前は、声に出そう

初対面の人の名前は、声に出して言ってみよう。自分の名前が呼ばれれば、相手も親近感を持ってくれるものだ。

17. できるだけ笑顔で

できるだけ素敵な笑顔を心がければ、気持ちも自然と上向きになる。

18. 子供に選択肢を与えよう

例えば子供とお出かけする時、「はい、このアンパンマンの靴を履きなさい」と言うのではなく、「アンパンマンの靴とドラえもんの靴、どっちがいい?」と子供に選択肢を与えるようにしよう。そうすれば、子供は自分が一人前として扱ってもらっているという気分になるのだ。

19. むやみに相手の体を触らない

他人に体に触られて、気がつかないなんてことはない。特にそれが異性ならなおさらのこと。触られるのが苦手な人もいるので、あまり無遠慮に他人の体に触ることは避けた方が無難だ。

“小手先の処世術なんか使いたくない” という人もいるかもしれないが、本当に人付き合いに疲れたら、上記の方法を試してみてはいかがだろうか? 少しは気持ちが楽になるかもしれない。

参照元:Mind zette(英語)
執筆:小千谷サチ
Photo:RocketNews24.