tara

日本では、何でも流行り出すと、すぐにテレビCMや広告に取り上げる傾向にある。そのおかげでアッと言う間に旬が過ぎてしまうことが良くあるのだが、それはどうやら日本だけではないようだ。

・猫のタラちゃんに問い合わせ殺到

最近飼い猫が、子どもが犬に襲われているところを体当たりで救ったという話が、世界的に話題になった。YouTubeに公開された動画から火が着き、「ヒーロー猫」として取り上げられたのだが、その猫(名前を「タラ」という)に仕事の問い合わせが殺到しているという。そのなかには、地元球団の始球式に起用したいという話もあるそうだ。猫に始球式を依頼するとは、いくらなんでも……。

・4歳の子どもを犬が襲撃

元となった動画は、「My Cat Saved My Son」だ。米カリフォルニア州に住むロバート・トリアンタフィーロさんが投稿したもので、防犯カメラがとらえた映像だった。4歳の息子、ジェレミー君が駐車場で遊んでいたところに、犬があらわれて彼の足にかみついたのである。

・一躍ヒーローに

そこへ飼い猫のタラちゃんが駆けつけて、体当たりで犬を撃退したのだ。その勇敢なさまに、世界中から賞賛の声が相次ぎ、一躍ヒーローに。公開された動画は約2000万回も視聴されるほどの人気となった。

・野球の始球式のオファーまで

そのタラちゃんに、仕事のオファーが続々と来ているそうだ。たとえば、アメリカの猫専門誌「Cat Fancy Magazine」は、タラちゃんを表紙に起用したいと申し出ているという。これはまあ、わかる話なのだが、地元のマイナーリーグである「ベーカーズフィールドブレイズ」という野球チームは、タラちゃんに始球式を務めて欲しいと申し出ているのだとか。その日程まで決まっており、2014年5月20日になるそうだ。

さすがに猫にボールを投げさせることはできないだろう。その気持ちはわからないでもないのだが、どうなることやら……。どうやら、時の人(猫?)でわくのは、日本だけのことではないようである。むしろアメリカの方が、やり過ぎな気もする……。

参照元: YouTubeMetro.co.uk(英語)
執筆: 佐藤英典

▼猫のタラちゃんが犬に体当たりをかまして、ジェレミー君を救う瞬間の映像