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先日お伝えしたフードフェス「まんバク」。ご当地グルメや世界の料理、ビールを味わえる食のビッグイベントである。

40以上のブースが出店し賑わいを見せているが、その中でも特に目を引くメニューがあったので紹介したい。それは、メロンカレーと栗コロッケ。栗コロッケは、まだ分からなくもない。しかし! だがしかし! メロンカレーって一体なんだ? メロンにカレーは合うのか? ということで実際に食べてみたぞ。

・看板メニューは大人気

メロンカレーと栗コロッケを販売しているのは、「いばらき食文化研究会 酒趣」ブース。ここで一番の人気は、メロンを丸ごと使った「メロンまるごとクリームソーダ」。

このメニューは、凍らせたメロンを丸ごと1個使ったスイーツ。メロンの “わた” が くり抜かれており、中に炭酸ジュースが注がれている。その上にはバニラアイスクリームが添えられており、見た目が華やかだ。

スプーンでメロンを削りながら食べるのだが、アイスクリームと炭酸ジュースに絡ませて食べる冷凍メロンは、文句無しにウマい。シャリシャリした食感で、メロンの甘みと炭酸ソーダ、それにバニラアイスの風味が最高にマッチしている。暖かくなりはじめたこの季節にぴったりだ!

また、アイスクリームとソーダがなくなったら、どちらも100円でおかわりが可能。そのため冷凍メロン片手に何度もブースを訪れる人が、多く見受けられた。

そんな大人気の「メロンまるごとクリームソーダ」の陰に隠れつつも、独特の存在感を放っているのが「メロンカレー」と「栗コロッケ」である。

「メロンまるごとクリームソーダ」と「メロンカレー」「栗コロッケ」は、先述のように同じブースで販売している。ただし、並ぶ列は異なる。「メロンまるごとクリームソーダ」は当然ながら長い列。私が取材した時には、15分ほど並んだ。

一方、「メロンカレー」「栗コロッケ」はと言うと……ほとんど人がいない!! 即買えたぞ。

・意外とイケる「メロンカレー」

名前からして気になるメロンカレーは、黄色いライスに、白っぽいルーがかかっている。ルーには、メロンの果肉と豚肉、タマネギが入っているもよう。色からして、よくあるカレーとは明らかに違う。めちゃくちゃ違う! 

恐る恐る口に運んでみると……これが意外や意外、イケるのだ。味は想像通りの甘口。ただ、よくある甘口カレーと違うのは、メロンの風味がほんのりと感じられること。

といっても、メロンが派手に主張しているわけではない。あくまでも控えめな自己主張で、カレーの味を邪魔していない。「は合うわけない」と思っていたが、なんとも絶妙なバランス。「メロンが好き」「甘口カレーが好き」という人は、試してみる価値ありである!

ちなみに、ブースのスタッフの方に「茨城県でメロンカレーはメジャーなんですか?」と聞くと、「……ま、まあ、レトルトのカレーとかはありますよ」とのこと。茨城県でも、あまり一般的なメニューではないようだ。

・ほどよい甘さの「栗コロッケ」

そして、「栗コロッケ」は、その名の通り栗が使われているコロッケだが、ただ栗を中に入れているだけではない。中々手の込んだメニューなのだ。まず、栗のペーストをお餅で包み、さらに栗とさつまいものミックスペーストで包み、さらにさらに、それを生パン粉に絡めて揚げられている。

実際に食べてみたが、栗のペーストなどがぎっしりと詰まっているため、1つでも十分に食べ応えがあった。サクッとしたパン粉の食感の後に、栗の優しい甘味がしっかりと感じられ、これはこれでウマい! おやつ感覚で味わうといいかもしれない。

——以上である。

どちらのメニューとも、最初は「何じゃこりゃ!」と思っていたものの、実際に食べると両方とも美味。「まんパク」に行く予定の人は、試してみてはいかがだろうか。

なお、イベントは2014年6月2日までである。

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼大人気の「メロンまるごとクリームソーダ」
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▼炭酸ジュースが注がれて……
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▼食べるとメチャクチャうまい! さすが大人気商品だ
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▼人気メニューの影に隠れた異色メニュー「メロンカレー」。なお写真はハーフサイズで400円、普通サイズは600円となる
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▼細かなメロンの果肉がたくさん入っている
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▼豚肉とタマネギはこれくらいのサイズ
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▼見た目は普通の「栗コロッケ」
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▼中には栗のペーストやお餅、栗とさつまいものミックスペーストが詰まっている
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