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みかんの産地「愛媛県」。みかんの産地だけあり、地元の給食ではオレンジジュースで炊いたご飯が出されるという。それがテレビで紹介されたとき、全国に衝撃が走ったことを覚えている人もいるかもしれない。

それにしても、みかん味のご飯とはどんなものなのだろう。気になっていたら、あった! ありました!! 松山一の観光地・道後温泉で「元祖みかんおにぎり」として売られているのである。地元の人が作った「みかんおにぎり」とは? 早速食べてみた!!

・「みかんおにぎり」とは!

「みかんおにぎり」とは、読んで字のごとくみかん味のご飯で作られたおにぎりだ。道後温泉の商店街にある『道後たま屋』で販売されている。

手にとってみると、ちょうど温州みかんくらいの大きさだ。オレンジ色のおにぎりには本物の葉っぱがつけられており、遠くから見ると完全にみかん。……可愛いっ!! でも、みかん味のご飯って美味しいの?

・爽やか~なみかんの香り

包みから出すと、さらにみかん度がアップする。爽やかな柑橘類の香りがフワ~っと香ってくるのだ。「火を入れてもこんなにフレッシュな香りがするなんて」と感動しつつも、みかん度が高まれば高まるほど米との相性への不安もかきたてられる。

・ビビリながら食べてみた → ご飯に合うやん!

ビビリながらも食べてみて驚いた! このみかんの香り、酸味、そして苦味がご飯と妙にマッチしていたのだ。まず、モッチリした米の甘味、そしてそれを追ってくるみかんの味。さらに具の鶏肉とお揚げは、元の味が淡白であるせいか、みかんの酸味を強く感じることができる。

・みかんの苦味がイイ

そして何より、みかん度を高め、かつご飯との相性をよくしているのが「苦味」である。柑橘類の皮には独特の苦味があるが、その苦味がごはんにはもち米のような印象を与え、またみかんのフレッシュさを強調している。そして両者をうまくつないでいるのだ。

皮も一緒に炊いているのだろう。単にジュースだけで炊いたみかんご飯には出せない重厚さを感じることができた。しかもみかんのつぶつぶも入っていて何だか得した気分。ご飯を食べているような、お菓子を食べているような不思議な気持ちになるが、美味しいことは確かだ。これは完全にアリ!

・季節限定なのだ

なお、お店のスタッフさんに聞いてみたところ、この「みかんおにぎり」は季節限定であるという。今あるいよかんの在庫がなくなれば、終了してしまうとのこと。近々、道後温泉に行く予定がある人はチェックしておいた方がいいかもしれないぞ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 道後たま屋
住所 愛媛県松山市道後湯之町6-13
時間 10:00~19:00
休日 不定休

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.

▼松山一の観光地「道後温泉」!
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▼道後温泉駅の目の前の商店街に「道後たま屋」がある
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▼ありました、「みかんおにぎり」!
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▼温州みかんくらいの大きさ
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▼本物の葉っぱつきだ
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▼包みをあけるとフワ~っとみかんの香りがする
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▼この日の「みかんおにぎり」にはお揚げと鶏肉が入っていた、ンマイ!!
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▼ちなみに食材の値段によって、「みかんおにぎり」の価格も変動するそうだ、買うときにお店で聞いてみよう!

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