サッカーの試合でセットプレーは重要な得点源だ。そのためキッカーやチームはさまざまな工夫を凝らすのだが、先日のJリーグの試合ではなんと6人の選手がフリーキックからゴールを狙ったと話題になっているぞ。

ということで今回は、相手の意表をつくトリックプレーから決まった見事なゴールを、YouTube にアップされた動画と共にご紹介したい。

・J2の試合

めずらしいフリーキックが炸裂したのは、2014年5月6日に行なわれたJ2第12節の横浜FC vs 京都サンガF.C.の試合。京都が1点先制した前半44分、横浜FCの GK 渋谷選手の遅延行為で京都に間接フリーキックが与えられたシーンで見られた。

・誰が蹴るかわからない

ペナルティエリア内からの間接フリーキックということもあり、横浜FCは人数をかけて壁を作る。対する京都はボールから行列を作り、6人もの選手が縦に並ぶという陣形だ。

・5人目でようやくシュート

一体どうなるのか……その様子を見守ると比嘉選手、中山選手、さらにはなんと3人目の酒井選手までもボールをまたぐ。相手がボールを触らないと動けない横浜の選手たちはじっと目を凝らしており、我慢の連続を強いられる。

この時点ですでに術中にハマっているのかもしれないが、続く4人目の横谷選手もボールに触れるだけ。ようやく5人目の石櫃(いしびつ)選手でシュートと思った次の瞬間にはボールがネットに突き刺さっていたぞ。

・京都のトリックプレー

めずらしいシーンだが、京都は3月9日のアビスパ福岡との試合でもトリッキーなサインプレーを見せている。今回が初めてではないことから、バドゥ監督が相手の意表をつくトリックプレーを好んでいるのだろう。

・このフリーキックに対するネットユーザーの反応

「エグザイルwwww」
「これおもしろいな。」
「ジェットストリームアタックだwww」
「何なのあのサンガのトリックフリーキック!?すごっ(笑)」
「エフェクト加えたらマンガかアニメっぽくなってカッコ良さそう」
「パープルサンガ、紫だけにジェットストリームアタックじゃねーかw」
「京都サンガのフリーキック、ジェットストリームアタックみたい!ユニフォームの色もドムだし!w」

……といったように、おもしろいといったコメントやアニメ『機動戦士ガンダム』に出てくる3人が一列になって攻撃する必殺技「ジェットストリームアタック」という声が多く見られた。

ちなみにこのトリックプレーから貴重な追加点を挙げた京都は後半も無失点で守り抜き、敵地で0−2と勝利。順位を5位に上げ、敗れた横浜FCはそのまま17位という結果になった。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし

▼これはめずらしいプレーだ

▼福岡戦で見られたサインプレー

▼こちらは『機動戦士ガンダム』のジェットストリームアタック