2014年5月3日、初めてZeppTokyoのステージに立った地下アイドル「仮面女子」。このライブは彼女たち自身が掲げた目標であり、夢のステージであった。しかし残念ながらソールドアウトには至らなかったのである。
オールスタンディングで2700人の収容が可能なのだが、最終的に2000人強(公称)の動員に留まった。活躍が目覚ましいとはいえ、まだまだ知名度の低い彼女たち。10月に再びこのステージに立つために、すでに次の戦いは始まっている。
・公演実現のための高いハードル
今回の公演を実現するに当り、彼女たちには途方もない壁がいくつも待ち構えていた。集客だけ彼女たちが越えて行かなければいけないハードルではなかった。常設劇場で毎日ライブを行っているため、本公演のための時間を作り出さなければならない。普段とは違う演出やいくつかの新曲を覚えるために、メンバーは必死で歌詞や振り付け、ステージ上のフォーメーションを覚える必要があった。
・日々の努力で通用するのか
また普段、各ユニット(仮面女子は3つのユニットから形成されている)はライブで5~6曲をこなしている。本公演では通しで20曲+アンコール2曲が用意されていた。日頃のライブと比べて、ステージの規模も要求されるパフォーマンスもレベルが高い。いくら毎日の公演で力を蓄えていると言えども、それがどこまで通用するかはわからないのだ。
・無事に公演終了
公演直前になって意識の統一が図れていないことに気付き、リーダーの桜のどかさんは涙ながらにメンバーに意識を高く持つようにと訴えた。その甲斐あってか、大きな問題も起こることなく無事に公演終了。しかしながら、少なからず課題も残ったようである。
・望む形で達成されたか?
彼女たちの掲げた目標は、望む形で達成されたのだろうか? 集客の面だけでなく、本当に「やり切った」と思うパフォーマンスを届けることができただろうか? その答えは、次回10月13日のZeppTokyo公演で明らかになるだろう。そして今日も明日も明後日も行われている、常設劇場のライブを見れば、今回の公演がもたらしたものを垣間見ることができるはず。本当の「喜びの舞」を舞えるその日まで、彼女たちの挑戦は続くのだろう……。
Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnew24
▼公演終了後のあいさつ。そして、次回Zepp公演に向けた「喜びの舞」
▼リハーサル時の様子。場内にはピンと張りつめた空気が漂っている
▼直前まで何度もリハーサル。マネージャは激を飛ばして、よりクオリティの高いものを求める
▼残念ながらケガで出演できなかった窪田美沙さん。傍らでリハの様子を眺めている
▼セットリスト。20曲+アンコール2曲。最後までやり切ることができるのか?
▼控室。慌ただしく準備をしながらも、メディアの取材に応えなければいけない
▼開場を待つファン。なんと彼女たちのコスプレをしている! 仮面だから本人たちかと思った!?
▼そして開演直前。場内は2000を超える人の熱気であふれている
▼2階席に姿をあらわした窪田さんに、「みーしゃん」コール。ケガをして出られなくなってしまった自分に、あたたかい声援が届き、思わず涙ぐむ窪田さん
▼そしていよいよ、仮面女子登場! 会場のボルテージは一気にMAX
▼1曲目の「妄想日記」のブレイクで、ファンからメンバーに向けての熱い声援。その声をひしひしと受け止めている
▼最初のMCとメンバー紹介
▼会場を埋め尽くす、サイリウムの光が美しい
▼2階席からメンバーの活躍を見守る窪田さん
▼アリス十番の定番、客席をゴムボートで移動する「航海」
▼最後に10月13日に再びZepp公演を行うことが発表される
▼次に向けて、「喜びの舞」を踊る彼女たち